Amazon Tour:アマゾンジャパン株式会社 ペット用品事業部 インストックマネージャー 土性 智紀

amazon Tour

売上・利益の増加につながる施策を在庫を起点に考える

インストックマネージャーの役割は“ボランチ”

岡田
土性さんはアマゾンに転職されてちょうど一年が経ちましたね。インストックマネージャーの仕事内容について教えて下さい。
土性
インストックマネージャーとは欠品を減らし、商品の回転率を上げ、物流の改善をするといったことが主な業務になります。たとえば欠品でいうと、アマゾンにある大量の商品の中から欠品しているものを見付け出し、欠品の理由を取引先やメーカーに確認し、どうやって商品を確保するか議論し実行していきます。
岡田
他者との交渉力や調整力が必要な仕事ですね。
土性
インストックマネージャーが在庫の持ち方そのものの方針、たとえば売れている商品はこういう在庫の持ち方をして、売れていない商品はこうしようと決めることで商品の発注の仕方をコントロールする面もありますし、ベンダーマネージャーやサイトマーチャンダイザーに対し「こんな商品を売って欲しい」と要望を出すこともあります。その意味ではサッカーのボランチに似ているところがあって、こちらに流れてくるさまざまなボールをうまく前線に送り出したり、失点しないように自分がうまく流れをコントロールしたりというイメージの仕事です。
岡田
仕事の醍醐味はどのあたりにありますか。
土性
前職はコンサルティング会社でメーカーの在庫管理を担当していたので、どちらかというとコスト管理やものづくりの改善がメインだったのですが、いまは小売業の会社で「どうやって売っていくか」を考えられるのが面白いです。とくに在庫を起点にしてお客様にきちんと商品をお届けできる状態をつくったり、売上や利益の増大につながるような在庫の持ち方を考え他チームのメンバーに対し働きかけたりするところに仕事の醍醐味を感じています。
岡田
「これはやったぞ!」という会心の仕事はありますか。
土性
この一年間で最も成果が出たのは、売れない在庫を大幅に減少させたことです。入社時、売れずに放っておかれたままのような商品が少なからずあったのですが、大量のデータの中からそうした商品を見付け、毎週レポーティングできるような形に仕上げ、一個一個についてベンダーマネージャーやサイトマーチャンダイザーと話をしながらどうやって売っていくかを議論していきました。サイト上のどこに露出させるのか、どんな商品特集を組むのか、値付けをどうするのか。他方で取引先と交渉し、在庫商品の交換や返品をするといった取り組みをした結果、大幅にそうした在庫を減らすことに成功しました。

短期間で成果を出すには周囲を巻き込め!

アマゾンジャパン株式会社 ペット用品事業部 インストックマネージャー 土性 智紀
岡田
土性さんはメーカーの在庫管理のコンサル経験はあっても、小売りの在庫管理はアマゾンが初めての経験です。なぜ、短期間でそんな取り組みができたのですか。
土性
売る方の知識や経験はまったくなかったのですが、まず自分で問題を見付けてみんなに見えるようにしたこと、そして在庫の原因について単品単位で深掘りし、周囲を巻き込みながら仕入れの仕方がまずかったのか、あるいは売り方に問題があったのかといった議論をできたのが大きかったと思います。あと、上司がとても在庫に詳しい人で、適切なアドバイスをいただけました。
岡田
アマゾン入社以前と以後で何かギャップを感じたことはありましたか。
土性
入社前は外資系の会社なので、社内はドライな雰囲気で結果だけが追求されるイメージを持っていました。でも実際に入社してみるとそんなことはなく、職場は皆さん親切でフレンドリーでした。もちろん業務では高い目標を設定しその実現を厳しく求められますが、単に数字だけを追いかけるのではなくプロセスやインプットが適切だったかどうかについても評価されマネージャーが適切なアドバイスをくれますし、アマゾン社員に求められる信条であるOLP(Our Leadership Principles)に沿った行動をしているかについても数字と同等の評価が行われます。日々の仕事でも残業をするより業務を効率化し、早く帰宅できるようにすることが重視されるなど、いろいろな面で働きやすい会社だと感じています。
岡田
これからのキャリアプランはどう考えていますか。
土性
現在の仕事については、社内のさまざまな指標においてペット用品事業部を上位に持っていきたいと思います。ストアの規模も大きくしたいし、質もより良くしていきたい。もうすこし長いスパンでキャリアを考えると、ベンダーマネージャーやサイトマーチャンダイザーといった職種にも挑戦したいです。とくにeコマースに必要な売上や利益、集客の増大につながるスキルを増やす機会がアマゾンにはたくさんあるので、そうしたポジションにチャレンジしていきたいですね。。

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

コンサルタント岡田のコメント

キャリアコンサルタント 岡田 麗

「商売っ気」を活かすマッチング

前職では製造業の顧客に対し在庫管理や生産計画、物流のQCD改善に関するコンサルティングに従事していた土性さんですが、当社に転職のご相談に来られたときは「商売っ気のあるコンサルタント」という印象でした。出身大学は商学部で、もともとモノやサービスを売ることに興味があったというお話でした。転職を希望する理由をおうかがいすると「もっとビジネスそのもののフロントにかかわり、幅広くいろいろなスキルを身に付けたい」とのこと。そこでご提案したのがアマゾンのインストックマネージャーというポジションでした。前職の在庫管理のご経験を活かしながら小売り、eコマースのスキルを身に付けることができ、かつ商売っ気があるという本人の資質と合致すると考えたからです。今回は入社後1年という短期間で成果を出し、生き生きと働いている姿を拝見でき嬉しく思いました。