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Amazon Tour:アマゾンジャパン株式会社 映像事業部 バイヤー&マーチャンタイザー 佐藤 太悟

amazon Tour

映像商品全体の規模を成長させたい

新しいプロモーションプランの実施で売上に大きなインパクト

岡田
佐藤さんはSMS(サイト・マーチャンダイジング・スペシャリスト)として入社し、現在はベンダーマネージャーに異動されています。まず、SMSの仕事内容から教えてください。
佐藤
SMSとはサイト上で商品を紹介する特集ページを組んだり、メール配信で商品のご案内をしたりして、お客様に商品を訴求していくのが主な仕事です。アマゾンにはSMD(サイトマーチャンダイザー)という職種もあるのですが、SMSはメインのクライアントを担当するのに対し、SMDはストア全体を見るという違いがあります。つまりSMSは自分が担当する取引先の商品を中心にプロモーションを行い、SMDはすべてのベンダーの商品を対象にプロモーションを行うわけです。
岡田
プロモーションツールなどの制作にも携わるのですか。
佐藤
はい、SMSはどんなプロモーションを実施するかプランニングして具体的な指示を出し、実際に試した結果を効果検証し、それを受けて次のステップではどうするかまで決めていきます。サイトにおけるプロモーションのPDCAのすべてを回しています。
岡田
SMSとして面白い仕事ができた経験として、どんなことがありましたか。
佐藤
強く印象に残っているのは、あるシリーズものの映画DVDの売上を最大化する取り組みです。映画DVDの販売では映画の劇場公開が終わった後にDVD情報が解禁され、そして発売日を迎えるという流れがあります。そのため、従来のDVDプロモーションは情報の解禁日からスタートするのが通例でした。しかし新作の劇場公開が始まる時点からプロモーションを仕掛けようと考え、まず劇場公開のタイミングで過去作のDVDをプロモーションしてしっかり売り、同時に最新作の予約受付開始をお知らせするメールへの登録者を増やしました。事前にお客様にリーチする準備を整えた上で、さらに発売日にプラスしてプロモーションを展開することで最終的にシリーズ全体の売上が上がるような仕掛けをしたんです。
岡田
成果はどのくらい上がったのですか。
佐藤
詳しい数字は公表していませんが、このプロモーションのインパクトは相当ありました。加えて、この仕掛けは取引先側と情報を共有しながら進めたので、小売である私たちがある意味、仕掛け人側の立場で世の中に働きかけていった取り組みと言えます。小売業でそうした機会はあまりないので、DVD担当のSMSならではの面白さを味わえたと思っています。

商品開発のアドバイスができるアマゾンのベンダーマネージャー

岡田
SMSからベンダーマネージャーに移られたきっかけは何ですか。
佐藤
SMSのときはどの商品をどれくらい売るという目標はあらかじめ決められていて、その枠内でプロモーションをしていました。その仕事をしばらくしているうちに、今度は自分がどの商品をどのくらい売るか決定するところまでやりたい気持ちが生まれてきたんです。それにいま、面白いことにアマゾンのDVDのベンダーマネージャーは各取引先に対し、「こういう仕様の商品が売れますよ」と商品開発のアドバイスをできる環境になってきています。それを端から見ていて興味を持ち、事あるごとに「ベンダーマネージャーになりたい」と言っていたらちょうどポジションに空きが出て、チームのニーズと私の思いが合致して異動できることになりました。
岡田
アマゾンのベンダーマネージャーという仕事の魅力はどこにありますか。
佐藤
DVDに関していうと、私たちはたくさん商品を取扱いますので、その作品がどれだけ売れ、世の中に影響を及ぼすかについて私たちは貢献できるという自負を感じながら仕事をできます。また、先ほど申し上げたように商品開発の部分に私たちは入っていくことができます。たとえば、お客様の満足度を上げるような特典が付く限定商品をつくったりできるのがとても面白いところです。
佐藤太悟氏

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

コンサルタント岡田のコメント

キャリアコンサルタント 岡田 麗

常に業務水準をより良く変革するのがリーダーの役割

佐藤さんは大手レコード会社でCDやDVDのプロモーションに携わった後、マーケティングリサーチ会社を経て28歳のときにアマゾンに入社されました。今回、お会いして「映像市場全体を拡大したい」と熱く語る姿が印象的でした。佐藤さんの仕事ぶりの特徴は周囲の人たちに働きかけ、巻き込んでいくスタイルでした。これはアマゾンに入社し、活躍する上で大切な要素だと思います。他の社員の方たちを見ていても、周囲の人たちに働きかけて物事を動かしていくのが得意な人が多いと感じます。