皆さんは企業との面接に臨むにあたり、どのような準備をしますか?初めて転職活動をする方や紹介などで転職してきた方は、以下のような疑問や不安をもっている方が多いです。
・スクリプトを準備して暗記した方が良いのか
・いきなり質問をされても答えられるか自信がない
・同じことを違う角度から質問されたときに回答がぶれてしまう
そんな方にお伝えしたいのは、実は面接で聞かれていることは「自己分析」と「企業研究」だけだということです。では、どのように自己分析と企業研究を行えばよいのでしょうか。
自己分析は「過去」「現在」「未来」の軸で進める
自己分析は「過去」「現在」「未来」という時間軸を意識して棚卸ししてみましょう。面接でされる主な質問を時間軸で分類してみるとわかりやすいです。
・新卒時の選社軸⇒「過去」の自己分析
・なぜ以前の会社を辞めたのか⇒「過去」の自己分析
・転職理由⇒「現在」の自己分析
・5年後にどんなビジネスパーソンになりたいか⇒「未来」の自己分析
現職、前職、学生時代、幼少期、その他の人生やキャリアのターニングポイントにスポットを当てて、「この時点ではどう考えていたのか?その理由は?」と自身を見つめなおしてみましょう。
その際は、PCのメモ帳などに書き出していくと、時間軸による考えや行動の変化、自身のパーソナリティや軸を客観的に見ることができます。
企業研究は「企業」「業界」「職種」をリサーチする
企業研究をする際は、「企業」「業界」「職種」の軸で進めていきましょう。上場企業であればIRや中期経営も確認し、選考に進んでいる部署やサービスについても確認しておきたいところです。
面接でよくされる質問のうち、企業研究に関連するのは以下のような質問です。これらも企業研究や、企業研究と自己分析との組み合わせに分類できます。
・志望動機⇒業界・企業研究+現在の自己分析
・この職種に必要な力は何だと思いますか⇒職種研究
・なぜこの業界を志望するのですか⇒業界研究+現在の自己分析
上記のうち、「なぜこの業界なのか?職種なのか?」という質問の意図は、業界・職種への理解を測るだけでなく、候補者の転職活動の一貫性を確認している場合もあるので注意しましょう。
具体的には、「同時に受けているA社は弊社と違う業界ですが、なぜ受けているのでしょうか」と質問をされたりします。シャープに回答できないと「この業界やうちへの志望度も高くなさそうだ」と評価されてしまうこともあります。
「面接対策をしなければ」と考えると、さまざまな準備をしなくてはいけないと感じるかもしれません。しかし、このように体系化してキャリアの棚卸しをすれば、シンプルかつ端的に準備を進められます。
また、弊社では候補者の方が個々にお持ちの価値観を把握いただける、『*Value Finder』というセルフサーブ型のツールを用意しています。より深く自身について分析したい場合、行き詰まった際は気軽にお問合せください。
*Value Finderについて、過去にこちらのコラムでもご紹介しています。
(2023年8月21日)
今回の教訓&アドバイス
面接の準備は「自己分析」と「企業研究」に大別される
自己分析は過去・現在・未来の時間軸
企業研究は企業・業界・職種の3軸で進める
中野 広大
経営企画・事業企画・NFTコンサルタント・営業・キャピタリストなどのポジションを担当しています。 プロフィールをみる
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