キャリアアップコラム vol.192
決断

判断するのではなく決断する

大きいものから小さいことまで、人生は選択・決断の連続ですね。色々なテーマで選択・決断する場面が出てきます。もちろん、就職・転職・起業などキャリアに関しても様々な選択・決断をする場面に向き合います。その時に、どのような選択・決断をするかにより、キャリアを創っていくことになります。どのような選択肢をどれくらい持つことができるようになるかも大事ですが、どのように考え決断するかも非常に重要です。

可能な限り情報を集め、重要なポイントを数値化し、複数の選択肢を比較して検討する。信頼できる人に相談して検討する。「嫁ブロック」という言葉もすっかり認知されましたが、奥さんや両親の意見を重視して検討する方も少なくありません。
 

その方によって重視するポイントが違いますので検討の仕方はそれぞれですが、共通するのは判断ではなく決断をすることが重要だということです。

ワクワク感や直感は重要なポイント

内定を複数持っていればどの企業にするか、そもそも現職残留と転職のどちらにするか、など。大きな決断場面のひとつが、転職先を意思決定する局面です。
 
「給与は A 社が高いが、やりがいはB 社に感じる」
「C 社はこれからの成長性を感じるが、D 社の安定性・知名度に家族は魅力を感じている」
 
これらはあくまで一例ですが、色々な視点からどのように検討・決断するのがよいのかを相談されることも多くあります。
 
「そもそも、なぜ転職を考えたのか」
「今回の転職で何を実現したいのか」
「将来、どのようなキャリアを実現したいのか」
 
上記のような基本的なお話から、会社や一緒に働く人とのフィット感など細かいところをお伺いした上で、思ったことをお伝えしますが、いずれも甲乙つけがたく最後の最後まで決断できずにいらっしゃる場合に、必ず確認することがございます。
 
「どれが一番ワクワクしますか?」
 
どのような決断をしても、更なるチャレンジやキャッチアップには当然ながら相当なエネルギーが必要になります。この源になるのが、想いの強さです。極論を言ってしまえば、やってみなければわからないかもしれませんが、少なくともスタートの段階で面白そう、楽しそう、といったワクワク感があるからこそ、ここぞという時のパワーが出るのだと思います。
それと、もうひとつ。直感を信じるのもひとつです。考えすぎてぐちゃぐちゃになったとき、直感が結論の手掛かりになることも少なくありません。頭で考えて結論が出ないなら、最後は自分を信じて決断するのも大事ですね。

決断することは覚悟を決めること

上述しましたが、大事なのは判断するのではなく、決断することです。決断するということは、覚悟を決めるということ。覚悟を決めたら、あとは最大限力を尽くし成功することが大事です。
 
「どちらが良いかを判断するのではなく、どちらにするかを決断しましょう。おそらく、どちらを選択しても良い結果になると思います。どれが正解ではなく、選択したのを正解にするのが大事です。あとは、どちらがより成功しそうかを検討するのではなく、決断した選択を成功させることを考えましょう。」
 
今回は転職先の意思決定場面をテーマにしましたが、他にも色々な選択・決断の場面があると思います。考えるところがあれば、是非お気軽にご相談ください。
 
(2018年2月20日)

今回の教訓&アドバイス

重要なのは判断することではなく決断すること

ワクワク感、直感も重要なポイント

どちらが成功しそうかではなく、決断した選択を成功させることが重要

このコラムを書いたコンサルタント
コンサルタント
半藤 剛
コンサルティング業界・IT業界の方々のキャリア支援(キャリアアップ・キャリアチェンジ)、およびコンサルティング・IT企業への転職支援、経営幹部(CXO、マネジメントクラス)のキャリア支援に豊富な実績を持つ。
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