Column
DX転職コラム
なんでクライスはデジタルプロフェッショナルのキャリア支援をしているの?
はじめに
今回は、あらためて我々がなぜこの領域に旗を立ててご支援をしているのか、ということをお伝えしたいと思います。実は「IT転職」を前面に打ち出している大手の人材紹介会社とは成り立ちや思想が異なります。
第一回で永田が書いた内容に一部重複する部分もありますが、ご容赦ください。
そもそもクライスって?
クライス&カンパニーは、「志あるハイクラス転職」をキーワードに、経営幹部や”企業の要”となる人材と企業をマッチングすることにフォーカスした人材紹介会社です。
よく「得意な職種領域は?」と聞かれることもあるのですが、実は少し答えに困ります。
得意領域がないから、ではもちろんありません。
採用企業によって、経営幹部や”企業の要”における採用の課題は様々で、時と場合に応じてご支援の領域は異なるからです。
極端な例で言えば社長の後任探しを内密にご依頼いただくこともありますし、ベンチャーの5人目の社員探しのオーダーをいただくこともあります。
では、何でデジタル専門のチームをつくっているのか?
その答えは、
・”経営の要”人材の募集において、IT/DXの知見が求められないケースがほぼなくなってきたから
・企業の変革や進化において、IT知見のあるSIerやコンサルティングファームなどに在籍されているデジタルプロフェッショナル人材がまさに”要”としての役割を求められているから
・そしてまさにその”要”のポジションの採用を、大きな期待と共にクライスにご依頼いただくことが増えてきたから
です。
数年前までは経営幹部候補、というとビジネス領域(事業戦略の立案や各業務部門の責任者など)がメインであり、IT/DX領域の人材が経営幹部と呼ばれるのはほんの一握りでした。
ただ、ここ数年で大きく潮目が変わってきました。
<ここ数年の変化>
①デジタル人材の配属組織の変化
【Before】これまでIT/DX人材の事業会社への入り口としては「情報システム部」ばかりだった
【After】デジタル系職種が業務と深く関わることの重要性がにわかに囁かれはじめ、ある会社では業務部門の配属、ある会社では社長直下の特命室に。
②経営幹部人材に求める人物像の変化
【Before】採用企業の社長や経営幹部との採用に関する打ち合わせでは、戦略コンサルタントやビジネス系の経営幹部経験者のニーズばかりだった
【After】「優秀なITコンサル出身者が欲しい」「システムのプロジェクトマネジメントに強い方はいないか」という声が増えてきた。
③デジタル人材に支払われる年収の変化
【Before】事業会社においてIT/デジタル人材は評価方法がなく、年収を大きく下げて入社するのが当たり前だった
【After】ポジションや人材の重要性の認識が高まり、年収レンジも(肌感ですが)数年前の10~20%アップ。
経営幹部の中途採用を支援する、と謳っている弊社が、これら沢山の兆候を無視するわけにはいきません。そこで以前からデジタル領域を支援していたメンバーが集まり、我々デジプロチームが立ち上がっています。
誤解しないでいただきたいのですが…
この領域のご支援について、最近始めたわけではありません。
以前からIT/デジタル領域のご支援は長く続けております。クライスの社内には
・20年近くデジタル領域を中心にキャリアのご支援をしてきたベテラン
・実際にITコンサルタントとしての業務経験者
・情報システム部門での勤務経験者
などがおり、そういったメンバーを中心にデジタル領域のハイクラスの支援実績ももちろん沢山あります。
ただ、あらためてチームを立ち上げて、会社としても思い切り注力することになりました、という段階であるということです。
つまり、強みとしては?
我々のこのチームの成り立ちに大きな特徴があると思っています。
「経営幹部の採用支援を得意としている会社が」
「昨今のデジタル人材の”経営の要”化に伴い」
「企業と候補者の志を大切にしながら」
デジタル領域の専門チームを立ち上げているということです。
<クライスが提供できる価値>
◆これまで培ってきた”経営の要”人材の中途採用ご支援のノウハウと経営幹部採用のカウンターパートである採用企業の経営者や経営幹部とのコネクションがある
◆上記コネクションによる案件獲得により、ハイクラス案件が豊富。
◆募集ポジションの応募要件だけでなく、長くお付き合いのあるその会社がどういった経緯でデジタル人材を求めており、どんな思いを持って変革・進化しようとしているのかという背景をお伝えすることができる
◆スキルによるマッチングが出来る経験や知識を前提として、候補者の方の情熱や好奇心を大切にしながら、志の実現や大切な価値観を一緒に考える
これだけデジタル人材が引く手数多な現在、「デジタル・ITに強い」エージェントは数多くあります。
しかし、経営という観点でデジタル人材のニーズが増えてきたことを実感している我々だからこそできるマッチングや情報提供があると信じています。
何を目指しているの?
ちょっと大げさな話になりますが、私はこの仕事を通して「日本や世界を良くしたい」と思っています。
我々のクライアントには日本を代表する大手クライアントも、立ち上がったばかりで熱い志が一番の特徴というようなベンチャーもあります。皆様にご紹介させていただくのは、クライスのコンサルタントが「ご支援したい、志ある会社」と思える会社だけです。
「志のある会社」とは何かという問いは難しいですし、敢えてここで細かく定義はしていません。ただ、志のある会社が、志のある優秀な経営幹部を採用して成長することで、日本が、世界が少し良くなるんじゃないかと思っています。
日本のデジタル人材の不足は敢えてここで述べるまでもない大きな課題ですが、だからこそ、この領域での活動は非常に意味があることと信じています。
ちょっと暑苦しい話になってしまいました…
もしよかったらこの話の続きをしませんか?以下から面談のお申込みいただけたらとても嬉しいです。
https://www.kandc.com/digital/entry/
(担当コンサルタント:松永拓也)