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DX転職コラム
ITキャリアを歩む上で、ワーク・ライフ・バランスは永遠のテーマ?
ITコンサルタントやSE(システムエンジニア)などのデジタルプロフェッショナルの方々と日々お会いする中で、よく耳にするのが「ワーク・ライフ・バランス」「働き方」に関するお悩みです。ただ、一口でワーク・ライフ・バランスと言っても、理想的な働き方は人それぞれですよね。
今回は、IT系のキャリアを歩んでいる方にとって永遠のテーマとも言えるこのテーマについて考えてみたいと思います。
ITコンサルタントやSE(システムエンジニア)など、激務になりがちなIT系キャリアの方が抱える、様々な働き方の課題
IT系の職種でキャリアを築いてこられている方にとっての働き方のお悩みには、どんなものがあるのでしょうか?以下、いくつかの種類に分けて挙げてみます。
① 残業が多すぎて、心身ともに疲弊している
ex.プロジェクトのピークは連日深夜(場合によっては徹夜も)、土日も仕事、、、激務でプライベートの時間がまったく取れず、疲れも取れない状態が続いている。
②残業はそれほどでもないが、勤務時間や勤務場所の柔軟性が無く働きづらい
ex.子供の送り迎えの対応ができない、通勤に長時間かかるのが体力的にしんどい。
③24365の運用保守対応で常に気が休まらない
ex.障害発生時は夜中でもすぐに駆け付け対応しなければいけないため、常に携帯を手放せない状況。
・・・等々が挙げられますが、他にもご家庭の事情や体調面など様々な要素が重なり合って、個別の課題を抱えていらっしゃるかと思います。
自身の課題を整理することで、働き方が改善できる道筋も見えてくる
日々の仕事に忙殺され、激務の状態が続いて心身共に余裕が無くなると、落ち着いてじっくり次のキャリアを考えたり、転職活動に取り組んだりする時間すら取れないのが現実かもしれません。
それでも、ぜひ休日など仕事から離れたタイミングで、「ご自身にとっての今のワーク・ライフ・バランスの課題は何なのか?」について整理してみることをお勧めしたいと思います。
その課題が明確になることで、解消できる道筋も見えてくるためです。
例えば、プロジェクトのピーク時に深夜残業が続き、土日も一部仕事で潰れてしまう状況が精神的にも体力的にもつらくて継続できないなら、平日は一定残業があっても週末はしっかり休めるような環境であればオンオフのメリハリがつけられて良いかもしれません。
また、出社が多い働き方自体には不満が無くても、朝子供を保育園に送っていってから出社したいが現職では勤務時間が固定的で融通がきかないという場合であれば、フレックスで自身の勤務時間帯を調整できたり、出社とリモートワークをハイブリッドで組み合わせて自由に勤務場所を決められたり、ということが可能な環境が望ましいと考えられます。
それから、障害対応や海外など時差のあるエリアとのやり取りで常に不規則な勤務となっていることが悩ましいというケースなら、仕事の内容(職種も含めて)を変える必要があるでしょう。組織体制的に人員の余裕が無く、休みたくてもなかなか休みも取れないということであれば、チームとしてお互いにカバーし合える環境に移ることが解決に繋がることもあります。
弊社のご紹介先企業で、ITコンサルタントやSE(システムエンジニア)などのIT系キャリアの方が抱える「ワーク・ライフ・バランス」や「働き方」といった様々な課題の改善に取り組んでいる企業も多数あります。
※「ワーク・ライフ・バランス」や「働き方」の改善に積極的に取り組んでいる企業例
:日本アイ・ビー・エム、日立コンサルティング、FPTコンサルティングジャパン、パーソルワークスイッチコンサルティング、プロレド・パートナーズ、三井不動産 他
今の自分にとって、理想的な働き方とは?時間軸とキャリア形成の観点も忘れずに
冒頭にも書きましたが、日々様々な方からのご相談を伺っていると、残業に関するその方の考え方も本当に千差万別だと感じます。残業が月に30~40時間で多いと感じている方もいれば、「WLBを改善したい」と言われて具体的にどのくらいかたずねてみると、「毎日21:00~22:00頃にあがれて土日休めれば、、、」とおっしゃる方もいらっしゃいます。これはどちらが良い悪いという話ではなく、その方の仕事に対する価値観やプライベートのご事情(育児や介護など)、もしくは副業や大事にしたい趣味などとも深く関わってくる部分ですので、一概に一括りにできるものではないと思います。
だからこそ、今のあなたにとっての理想的なワーク・ライフ・バランスとは何なのか?ということを考え、その実現に向かってアクションを起こしていくことが重要だと考えています。その上で、ぜひあわせて考えていただきたい観点が「時間軸」と「キャリア形成」です。
① 時間軸
人生100年時代、キャリア人生も自ずと昔よりも長くなっています。ご自身のライフステージによっても、大事にしたいワーク・ライフ・バランスは変化していきます。例えば、30代は共働きで育児に比重を置くために働き方をセーブしたいが、40代以降はまた思いっきり仕事にエネルギーを注いでいきたい、など。また、介護を終えられた方が時間も場所も気にせずに新たな環境で挑戦したいということもあるかと思います。もちろん数年後、数十年後のことは誰にもわからないものですが、長期的な視野を持って現時点の働き方を見つめることも重要です。「子供の受験が落ち着いたらまた仕事に打ち込みたい」等、ライフイベントがある程度想定できる場合は、そこまでの数年間をどう過ごすのかご家族とも話し合いをしつつ、中長期でのキャリアプランを立てていくと良いかと思います。
② キャリア形成
働き方を改善したいという思いが強い場合、転職活動の際にもその企業やポジションの残業時間やリモートワークの可否のみに目が行きがちですが、ご自身のキャリア形成という観点で志向性に合っているかということも忘れてはいけません。例えば、ITコンサルの方がコンサルとしての仕事自体は好きで自身に合っていると感じているにも関わらず、残業が少ないという点のみで事業会社のIT部門への転職を希望される方もいらっしゃいますが、その方のキャリアという観点で考えると、働き方が自身でコントロールしやすい別のITコンサルティングファームに移ることをお勧めしたいケースもあります。
今回は、ITキャリアの方のワーク・ライフ・バランスについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
ぜひご自身の現在感じていらっしゃる働き方の課題とも照らし合わせながら、今のあなたにとってのベストなワーク・ライフ・バランスを見つけていくヒントになれば幸いです。
また、私達も一緒にその道筋を探っていくお手伝いができればと思っておりますので、よろしければぜひお気軽にご相談ください!
ワークライフバランス実現のためにコンサルタントに相談する 》
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(担当コンサルタント:神田 昭子)