50歳を間近にして、変化に適応できる力を維持したかった
今回の転職活動の経緯や背景をお聞かせください。
前職は、株式会社ディー・エヌ・エー(以下DeNA)に18年在籍し、プロダクトマネージャー(以下PdM)もしくは開発ディレクションといった役割で、約 9つのプロジェクトに関わりました 。
転職を考えるようになったきっかけのひとつは、2019年に第二子が生まれたこと。子どもが20代半ばになるまで自分が働くと考えると、「働く人生はまだまだ長いな」と思いました。
長く楽しく働いていきたいと考えると 、健康な身体と柔軟な頭が大切 です。変化に適応する力を維持するためにも、キャリアの幅を広げたいと思いました。
また、50歳という年齢が近づいていたことも、転職を意識したもうひとつのきっかけです。50歳を過ぎると転職のハードルが上がり、新たな環境に適応する力も落ちるのではと考えたからです。
まずは、ビズリーチやLinkedInのプロフィールを整えてみました。
しかし、PdMコミュニティの知り合いから他社の話を聞く機会も多くDeNA出身者が転職した会社の話を聞く機会などもあったなか 、興味をひかれる転職先はあまり思いつかず、転職することを具体的にイメージはできていませんでした 。
DeNAでさまざまな規模のプロジェクトを経験していたこともあり、他社であってもプロジェクトの背景や成長性などが想定できてしまうんですよね。「きっと自分が入社したら、こんな役割を担うんだろう 」と予想したときに、興味がわくプロダクトはありませんでした。
私の予測が合っているかはもちろんわかりませんでしたが、これといった転職先が見つからなかったため、「転職しよう!」と決意するまで エンジンがかかることはありませんでした。
エージェントの中でクライス&カンパニーを選んだのはなぜですか。
ビズリーチでは 複数のエージェントから「まずは気軽に面談を」とアプローチされました。
ただ、転職の意志がはっきりしていない状態で、相手に時間をとってもらうのも悪いと思い、むやみに面談に行く気にはなりませんでした。
それに、文面を見ると「エージェント側も一斉にアプローチしているだろうな」と思うような内容のスカウトが多かったんですが 、クライス&カンパニーからのスカウトは、ほかのエージェントよりPdMを理解している印象がありました。
さらに、Webサイトを見ると、PdMを強く押し出していて、PdMとして著名な及川さんが顧問であることを知り、興味がわきました。そこで、クライス&カンパニーの面談を受けることにしたんです。