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INTERVIEW 016

2023 Nov 22

Hacobuのプロダクトマネージャーに決定

24時間365日、課題解決を考えるのが苦にならない、そんな場を求めて

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PROFILE

株式会社Hacobu
プロダクトマネージャー

浜中昭雄氏

公務員からキャリアをスタートし、調査会社でのリサーチャーを経て、データアナリストとしてログリー株式会社に入社。事業譲受したDMPプロダクトの事業責任者を担った後、2022年に株式会社Hacobuへ参画。MOVO内プロダクトのPdMを務めている。

POINT
ユーザーと直に接して価値提供を実感したいと、事業責任者からPdMへの転身を決意
自分の中に二つの軸を定め、コンサルタントの豊富な知見を活かして転職先を検討
課題解決を本当に楽しめるかどうか。Hacobuを選んだのは、それが一番の理由。
いま経験できることに何でも挑戦しておくことが、PdMへの近道になる

ユーザーと直に接して価値提供を実感したいと、事業責任者からPdMへの転身を決意

まずは浜中さんが転職をお考えになられたきっかけを教えてください。

以前はメディアテクノロジーやアドテクノロジーを手がける企業に在籍し、デジタル広告のユーザー分析ツールを提供する事業の責任者を務めていました。プロダクトの企画開発を担いつつチームを率いる立場でしたが、事業を推進していくなかで、ユーザーと直に接して価値を提供していく実感をもっと得たいという気持ちが強くなり、今回の転職につながりました。

プロダクトを通じてユーザーにもっと価値を提供したいという思いが強くなられたとのことですが、それはどうしてでしょうか?

前職で扱っていたユーザー分析ツールは、デジタル広告を展開している企業のお客様が利用するものですが、このツールがお客様のビジネスの中にしっかりと組み込まれて、実際に広告に触れたユーザーの方々の行動を変えていたかと言えば、そこまでは至っていないという感覚をずっと抱いていました。そうした経験から、もっとユーザーサイドに踏み込んで行動を変えていきたいという気持ちが強くなったのです。

前職で事業責任者として全体をマネジメントされていた浜中さんが、今回の転職でPdM(プロダクトマネージャー)を志向されたのはなぜですか。

事業責任者は担うべき業務の幅が非常に広いんですね。たとえば人材の採用であったり、事業計画の立案であったり、そうしたタスクにリソースを割かれてユーザーと向き合う時間がなかなか取れませんでした。ユーザーとの接点をもっと増やすためには、職種としても尖らせる必要があると考えてPdMを選択しました。

ユーザーにフォーカスするために敢えてPdMを選ばれたのですね。では、PdMへの転身にあたって、具体的にどのように転職活動を進められたのでしょう。

まずPdMとして活躍できる業界や企業を広く調べて検討し、そのなかから絞っていく形をとりました。候補となる企業との面談を重ねていくなかで、PdMとして自分がどんな課題に興味を持っているのか、どんな課題を解決したいのかがどんどんシャープになってきて、その過程でクライス&カンパニーのコンサルタントの方を通してHacobuと出会い、「まさに自分が解決したいと思える課題に挑んでいる企業だ」と感じて入社を決めました。

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自分の中に二つの軸を定め、コンサルタントの豊富な知見を活かして転職先を検討

転職活動では、弊社も含めてエージェントをどのように活用されましたか。

10社以上のエージェントの方とお会いしました。エージェントによってそれぞれ特色があり、対応もかなり異なりましたね。

そのなかでクライス&カンパニーのキャリアコンサルタントの印象はいかがでしたか。

初回にいただいたメールが非常に印象的でした。私のことをすごく考えてメッセージを送ってくださったことが強くうかがえて、エージェントからのメールで一番記憶に残っているのがクライスでしたね。その後、オンラインで面談させていただきましたが、とても打ち解けやすくて、私が望んでいることもすぐにご理解いただけました。

浜中さんはエージェントにどのようなことを期待されていらっしゃったのでしょうか。

やはり私一人の力で調べていくのは限界があるので、エージェントの方がお持ちの豊富な情報を提供いただいて、まだ知らない企業や課題を気づかせてくれることに期待していました。転職活動を進めるなかで、あらためて自分の視野は狭いと感じていたので、それが広がったのはクライスのコンサルタントの方のおかげだと思っています。

転職活動中、弊社のコンサルタントと対話を重ねられたと思いますが、浜中さんはPdMとして具体的にどんなキャリアを積みたいとお考えでしたか。

冒頭にお話しした通り、ユーザーに直に会ってプロダクトを開発できることを一つの軸にしながら、そのプロダクトで社会に良い影響を与えられることをもう一つの軸に据えていました。自分の目の前にいるユーザーの行動を変えるのはもちろん、その先の未来でプロダクトを通じて世界が変わるような、そんな仕事ができればとコンサルタントの方にお話ししました。

ユーザーと直に接してプロダクト開発できることを重視されていたとのことですが、ご自身が望む環境であるかどうかを、どのように探っていかれたのでしょうか。

前職でもBtoBのプロダクトをいくつか手がけていましたが、やはり導入数が少ないとなかなかユーザーの実態をつかみにくいとか、それから社内に有識者がいるかどうかで解像度が異なるとか、そうした実感値を持っていました。そこで、ある程度の導入数があればユーザーに会える機会も増え、また社内に有識者がいればユーザーに会う時の解像度が高くなると考え、その2点を満たしているかどうかを探りました。

そのほか、浜中さんがPdMとしてキャリアを積む上で重視されていたポイントはございますか。

どんな課題に向き合えるか、そしてその課題解決を楽しめるかということですね。たとえば休日にその課題解決について考えたとしても、それがけっして苦にならず、楽しいと思えるかどうか。おそらくPdMのみなさんは、24時間365日プロダクトのことを意識していると思うんです。明確に考えていなくても、やはりどこか頭の片隅にはあって、場合によっては一種のストレスになるのかもしれませんが、そこに苦痛を覚えず、逆に考えることがワクワクするような課題に立ち向かいたいと。

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課題解決を本当に楽しめるかどうか。Hacobuを選んだのは、それが一番の理由。

そうした浜中さんの思いに応える企業がHacobuでいらっしゃったわけですね。Hacobuを転職先に選ばれた理由をあらためてお聞かせください。

まず、解決すべき課題に非常に惹かれたからですね。企業間物流はディープなテーマですが、市場規模はきわめて大きく、抱える課題も根深くて、物流を変えることで未来は良くなるというビジョンを強く抱くことができました。あと、私はユーザーに直接会えるかどうかを重要視していましたが、Hacobuではユーザー会のようなコミュニティが開催されていたり、あるいはPdMが自ら現場を訪問し、ユーザーと直に接して課題解決を図っているとのことで、私のニーズとマッチしていると感じてHacobuを選びました。

実際にHacobuに入社されて、ユーザーと直に関わりながら課題解決に取り組まれていると思いますが、手応えはいかがですか。

物流現場に関わる方々から「業務時間が削減された」とか「何か早く帰れるようになった」とか、ご評価いただく声を直接耳にした時はとてもうれしいですね。このサービスを使ってくださる人たちの働き方が、確実に良くなっていることを日々体感しています。

逆に、入社前に抱いていたイメージとギャップをお感じになられることはありましたか。

思っていた以上にこの業界は変える力が必要で、そのための時間も必要だということでしょうか。我々のプロダクトで一企業だけを変えるのならば、それほど難しいことではないのかもしれませんが、業界全体を変えていくとなると、本当に大きなエネルギーが要ることを目の当たりにしています。

そうした状況に対して、いま浜中さんはどのように向き合われているのでしょう。

業界を変えることへのモチベーションを保ち続け、根強く取り組んでいくことが大事だと思っています。あとは、やはりBtoBのプロダクト開発で難しいと思うのは、一機能だけではユーザーの業務はなかなか変えられないこと。本当にいろんな機能が組み合わさることで、やっと課題解決に向けて前進するという感じであり、本質を見極めながら着実に一個一個積み上げているのが現状です。物流はそもそも表立ってデータが出てこない業界であり、ネットに転がっているファクトも少ない。逆に、まだ本質がよくわかっていないからこそ解決できる課題も多く、それが私にとっては大きなモチベーションになっています。

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いま経験できることに何でも挑戦しておくことが、PdMへの近道になる

いまPdMの採用に力を入れていらっしゃるとのことですが、どのような方にHacobuのチームに参加していただきたいとお考えですか。

先ほどお話しした通り、何より求められるのは粘り強さだと思います。代表の佐々木(太郎氏)も、十年単位で業界を変えていきたいという強い思いを持っており、どんなに時間がかかっても業界全体を必ず変えていくのだという心意気のある方にジョインしていただきたいです。あと、もう一つ重要な資質があるとすれば、やはりコミュニケーション能力であり、それに長けた方を求めたいですね。

PdMへの転身をお考えになられる方々に向けて、浜中さんからアドバイスをいただけますか。

PdMとして活躍するには、まずそのプロダクトを愛せるかどうかが大切だと思います。プロダクトへの愛が、課題解決への熱量につながっていく。そして、普段の業務のなかで、落ちているボールを拾うことを心がけるといいのではないでしょうか。PdMはコミュニケーションハブとなってプロダクト開発をリードしていくポジションであり、いろいろな関係者と連携する中で、やはり抜け落ちてしまうボールもたくさんある。それをうまく拾いながらプロダクト開発を前に進めていかなければならず、そのスキルを意識して身につけておくとPdMで大いに活きると思います。あとは、いろんなことに雑多にチャレンジしておくことですね。PdMという職種が一般的になり、業務内容も定義されつつありますが、まだまだ曖昧なところも多い。ドキュメントを書く力だったり、コミュニケーションの仕方だったり、いろんな能力が求められるので、挑戦できることは何でも挑戦して自分の幅を広げておくことが、PdMになる近道ではないかと思っています。

ありがとうございます。これからHacobuではPdMはもちろん、これからはPMM(プロダクトマーケティングマネージャー)も積極的に採用されていくとうかがいました。最後に告知いただいてもよろしいでしょうか。

私たちHacobuでは、この壮大な社会課題の解決に一緒に挑戦してくださるPdMを広く求めています。同時に、これからはPdMの役割をPMMと分担する形でプロダクト開発を進めていきたいと考えており、新しい職種であるPMMを担ってくださる方も募集しています。詳しくは弊社の採用ホームページをご覧いただければと思いますが、私たちの理念に共感してくださる方をぜひ同志としてお迎えしたいですね。

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構成:山下和彦
撮影:波多野匠

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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