前職で新規事業に携わり、そこで味わったプロダクトマネジメントを究めたいと転職
まずは簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか。
私は2016年に新卒でインターネット広告の代理店に入社し、Linc’wellに転職するまで8年ほど勤務しました。最初の5年ほどはLINEの企業アカウントの運用コンサルティングを担っていたのですが、そろそろ新しいことに挑戦してみたいと思っていた折、その広告代理店のグループ内にBtoBのSaaS系の新規事業を手がける会社が起ち上がり、転籍する機会を得たんです。そちらで3年ほど新規事業開発に携わり、組織が小さかったこともあって、プロダクトマネジメントからセールス、カスタマーサクセスまでさまざまな業務に従事。その後、2024年に退職してLinc’wellに参画し、現在プロダクトマネージャー(PdM)を務めています。
寺尾さんが転職をお考えになられたきっかけを教えていただけますか。
一番のきっかけは、私が在籍していた会社がグループ外に売却される決定が下されたことでした。グループの経営方針として本業の広告事業に注力し、それまで手がけてきた新規事業を切り離すことになったんですね。チームごと売却する方針でしたので、そこに乗じて移籍することもできたのですが、今後のキャリアを考えて外に出ることを決断しました。
チームで移籍することを選択されなかったのはどうしてですか。
私としては、前職で経験したプロダクトマネジメントがとても面白くて、PdMとしてキャリアを重ねていきたいという思いを強く抱いていました。ただ、最初に関わった新規事業ではプロダクトマネジメントを1年半ほど手がけましたが、次に携わった別の新規事業ではすでに優秀なPdMの方がいらっしゃって、私はカスタマーサクセスを担当することに。いろいろな経験を積めたのは良かったものの、このまま移籍するとプロダクトマネジメントを経験できるチャンスがないかもしれないと考え、転職を決意したのです。
あらためてこのタイミングでPdMに専念し、キャリアアップしたいとお考えになられたのですね。実際に転職活動はどのように行われたのですか。
プロダクトマネジメントを究めていきたいと考えていたものの、何しろ初めての転職活動でしたので、どうすればPdMに就ける企業に巡りあえるのか、右も左もわからない状態でした。そこでまず、クライス&カンパニーのコンサルタントの山本さんにコンタクトを取ったんですね。実は、山本さんとは前職で転籍することになった際に一度、ご相談させていただいたことがあって、それ以来交流を持っていました。それでいよいよ転職を決意した時、ぜひ助けていただきたいと連絡したのです。
弊社がPdMの転職支援を得意としていることは、ご存知だったのでしょうか。
いえ。恐縮ながらそのことを知らなくて、たまたま蓋を開けてみたらPdMの転職支援に強みをお持ちであることがわかり、これも何かの縁だとびっくりしたのが正直なところです。
弊社のほかにも並行して利用された転職支援サービスはございましたか。
あとは一般的な転職サイトに3つほど登録しました。他のエージェントからもアプローチいただいてコミュニケーションを取りましたが、活動の中心は山本さんからのサポートでした。