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INTERVIEW 019

2024 Oct 31

Linc’wellのプロダクトマネージャーに決定

コンサルタントと二人三脚で自分のキャリアを深く考えたことが、 転職の成功につながった

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PROFILE

株式会社Linc’well
プロダクトマネージャー

寺尾和起氏

広告代理店の営業職としてキャリアをスタート。その後、グループ内の新規事業開発会社へ転籍し、2つの事業の立ち上げをプロダクトマネージャーとカスタマーサクセスとして経験。2024年にLinc'wellに入社。

POINT
前職で新規事業に携わり、そこで味わったプロダクトマネジメントを究めたいと転職
コンサルタントとの対話で自分が求めるキャリアを深掘りし、選考を突破できるように
最もビジョンに共感でき、自分と似たメンバーが多いと感じたLinc’wellを転職先に選択
理想のキャリアを言語化できていない人は、クライス&カンパニーを利用する価値がある

前職で新規事業に携わり、そこで味わったプロダクトマネジメントを究めたいと転職

まずは簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか。

私は2016年に新卒でインターネット広告の代理店に入社し、Linc’wellに転職するまで8年ほど勤務しました。最初の5年ほどはLINEの企業アカウントの運用コンサルティングを担っていたのですが、そろそろ新しいことに挑戦してみたいと思っていた折、その広告代理店のグループ内にBtoBのSaaS系の新規事業を手がける会社が起ち上がり、転籍する機会を得たんです。そちらで3年ほど新規事業開発に携わり、組織が小さかったこともあって、プロダクトマネジメントからセールス、カスタマーサクセスまでさまざまな業務に従事。その後、2024年に退職してLinc’wellに参画し、現在プロダクトマネージャー(PdM)を務めています。

寺尾さんが転職をお考えになられたきっかけを教えていただけますか。

一番のきっかけは、私が在籍していた会社がグループ外に売却される決定が下されたことでした。グループの経営方針として本業の広告事業に注力し、それまで手がけてきた新規事業を切り離すことになったんですね。チームごと売却する方針でしたので、そこに乗じて移籍することもできたのですが、今後のキャリアを考えて外に出ることを決断しました。

チームで移籍することを選択されなかったのはどうしてですか。

私としては、前職で経験したプロダクトマネジメントがとても面白くて、PdMとしてキャリアを重ねていきたいという思いを強く抱いていました。ただ、最初に関わった新規事業ではプロダクトマネジメントを1年半ほど手がけましたが、次に携わった別の新規事業ではすでに優秀なPdMの方がいらっしゃって、私はカスタマーサクセスを担当することに。いろいろな経験を積めたのは良かったものの、このまま移籍するとプロダクトマネジメントを経験できるチャンスがないかもしれないと考え、転職を決意したのです。

あらためてこのタイミングでPdMに専念し、キャリアアップしたいとお考えになられたのですね。実際に転職活動はどのように行われたのですか。

プロダクトマネジメントを究めていきたいと考えていたものの、何しろ初めての転職活動でしたので、どうすればPdMに就ける企業に巡りあえるのか、右も左もわからない状態でした。そこでまず、クライス&カンパニーのコンサルタントの山本さんにコンタクトを取ったんですね。実は、山本さんとは前職で転籍することになった際に一度、ご相談させていただいたことがあって、それ以来交流を持っていました。それでいよいよ転職を決意した時、ぜひ助けていただきたいと連絡したのです。

弊社がPdMの転職支援を得意としていることは、ご存知だったのでしょうか。

いえ。恐縮ながらそのことを知らなくて、たまたま蓋を開けてみたらPdMの転職支援に強みをお持ちであることがわかり、これも何かの縁だとびっくりしたのが正直なところです。

弊社のほかにも並行して利用された転職支援サービスはございましたか。

あとは一般的な転職サイトに3つほど登録しました。他のエージェントからもアプローチいただいてコミュニケーションを取りましたが、活動の中心は山本さんからのサポートでした。

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コンサルタントとの対話で自分が求めるキャリアを深掘りし、選考を突破できるように

弊社のコンサルタントの山本から、実際にどのようなサポートを受けて転職活動を進められたのでしょうか。

転職にあたってはPdMをやりたいということだけが決まっていて、具体的なところは漠然としていたんですね。それで山本さんから「PdMとして何がしたいのか、なぜそれをやりたいのか、もっと深掘りしたほうがいい」とアドバイスをいただき、その壁打ちに付きあっていただくことからスタートしました。細かいところまで突っ込んで問いかけていただいて、自分では気づいていなかった観点からもキャリアを考えることができ、とてもありがたかったです。

他のエージェントもご利用になられたとのお話でしたが、弊社と比べて何か違いはありましたか。

いまお話しした「自分の今後のキャリアをきちんと考える」というプロセスを踏むエージェントは、私が利用したなかではいらっしゃらなくて、「PdMに転職したい」というリクエストを出すと、次の面談ではもう候補となる企業を提示いただくような形でした。一方で、山本さんとの面談は、最初の3~4回はずっとキャリアを深掘りするための対話を重ねる感じで、その点が大きく違いましたね。

実際に転職活動を進めていくなかで、どんなことに苦労されましたか。

実は、当初しばらくは面接に臨んでも落ちてばかりでした。不合格の理由としては、前職でPdMを1年半しか務めていなかったので、やはり経験不足を指摘されることが多かったんですね。私のコミュニケーションも拙くて、自分が経験してきたことを基に何ができるのか、転職先でどう活躍できるのか、きちんと伝えきれていなかった。その際も山本さんからいろいろと指導いただき、私が過去PdMとして上げた実績について、どのような思考のもと、なぜその判断を下したのかを、あらためて言語化することに取り組みました。

そのプロセスを経て、面接でのご自身のアウトプットが変わってきたのでしょうか。

ええ。山本さんとやりとりして以降、過去のPdM経験において自分がどのような軸で意思決定して行動したのか、それが再現性のあるものかどうかはともかく、面接の場でしっかりと語れるようになったと思います。結果、選考を通過するケースが増えてきて自信もついてきました。

そうして転職活動がうまく運ぶようになり、最終的にLinc’wellにお決めになられたのは、どのような理由からですか。

転職先を選ぶ上で私が大切にしたことは、その企業がどんなビジョンを掲げて何を目指しているのかということと、そこにどんな方々が集っているのかということ。この二つを最も満たしていたのがLinc’wellでした。前職でBtoBのバーティカルSaaSの新規事業立ち上げに携わり、アナログな業界をいろいろと目の当たりにするなかで、私はそうした業界をテクノロジーでより良く変えることができればという志を抱いて仕事に取り組んでいました。Linc’wellがターゲットとする医療業界は、アナログの要素が多分に残っていてまだまだ改善の余地があり、しかも医療業界をより良く変えていくことは社会的にもたいへん意義がある。そこにLinc’wellは「テクノロジーを通じて、医療を一歩前へ」というミッションを掲げて挑んでおり、この企業の理念が私にとても刺さったんですね。面接時、Linc’wellがサービス提供している「クリニックフォア」という診療所も見学させていただいたのですが、私がこれまで見てきた病院やクリニックのイメージをはるかに超えていて、「Linc’wellが関わることで医療の現場がここまで変わるのか」と驚愕したのを、いまでも鮮明に覚えています。また、選考過程でお会いした社員の方々もみなさんミッションに対して強い想いをお持ちで、確固たる根拠はなかったのですが「このメンバーとなら医療を変えていける」と直感したことも入社を決めた大きな理由です。

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最もビジョンに共感でき、自分と似たメンバーが多いと感じたLinc’wellを転職先に選択

転職先を決断される時、Linc’wellのほかにも選択肢があったかと思いますが、意思決定に際して迷われることはございませんでしたか。

最終的にはLinc’wellを含めて3社から内定をいただきました。Linc’wellと同じ医療ドメインの企業からもオファーがあり、正直そちらと悩みましたが、その時も山本さんに相談相手になっていただき、自分の気持ちを吐き出していくなかで、やはりビジョンにいちばん共感できて、かつ自分と考え方が似ているメンバーが多いと感じたLinc’wellが最も私に合っているとあらためて確信し、入社を決意した次第です。

そうしてLinc’wellにご入社になられて、現在はどのようなプロダクトに関わり、どのような業務を担っていらっしゃるのでしょうか。

Linc’wellは現在、オンライン診療システム提供サービスとクリニックDX支援サービス、そしてヘルスケアECサービスの大きく3つのサービスを展開していますが、そのなかで私はオンライン診療システムに関わっています。オンライン診療システム提供サービスのある診療科を担当し、UXの向上と医療従事者の方々の現場のオペレーション改善の2つをミッションとしてPdM業務にあたっています。

入社前に想像されていた業務と、実際にご入社されて取り組まれている業務を比べて、何かギャップをお感じなられているところはありますか。

業務自体は想定通りでした。というのも、二次面接に進んだタイミングでLinc’well側から「ご縁があって入社いただけるのならば、このミッションを担っていただきたい」と事前に具体的な説明があり、こちらもある程度業務のイメージを持ったうえで臨むことができたんですね。ただ、いざ入社して業務に取り組んでみると、Linc’wellのスピード感にとまどっているというのが正直なところです。社内ではよく「コトに向きあう」という言葉が使われるのですが、まさにメンバー全員がコトに向き合っていて、自分の意思で事業を動かしている。同時多発的にいろんな場でいろんな事が動いていて、医療の現場から何か要望が寄せられると、もう翌週にはそれをもとに開発がスタートしていることもたびたび。そのスピードに追いつくのにまだまだ必死なのが実情ですが、いま挑戦しているのはまさに私が求めていたことであり、早くキャッチアップして成果を上げたいと思っています。

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理想のキャリアを言語化できていない人は、クライス&カンパニーを利用する価値がある

転職活動を振り返られて、クライス&カンパニーのコンサルタントの山本のサポートは実際にいかがでしたか。

山本さんのサポートは非常に心強かったですし、相談して本当に良かったと率直に思っています。先ほど、前職の時に山本さんに一度、転職のご相談をしたとお話ししましたが、山本さんからは「いまは寺尾さんのキャリアを考えると転職するタイミングではない」と敢えて否定的なアドバイスをいただいたんですね。転職エージェントというのは、登録者の転職を促して成功させるのが役目だと思っていたら、山本さんはそうではなく、私のキャリアがどうあるべきかをきちんと考えて助言してくださり、それがとても印象に残っていました。今回の転職もその時の印象とまったく変わらず、単に候補先となる企業を紹介してマッチングさせるというのではなく、私のキャリア形成そのものを支援していただいた感じで、これから豊かな人生を築くために、いま何をするべきかを一緒に考えてくださりました。その上で納得のいく着地ができたので、私としてはとても満足しています。

最後に、どのような方がクライス&カンパニーを転職エージェントとして利用すればいいのか、寺尾さんの視点でご意見をいただけますか。

私のように今後のキャリアに悩んでる方で、自分のなかで理想とするキャリアの言語化ができておらず、次のステップをどう決めればいいのか、そのためにどんなアクションを起こせばいいのかわからない人にとっては、クライス&カンパニーはとても良いエージェントではないかと思います。コンサルタントの方が、いわばキャリアコーチのような形で関わっていただけるので、自分が目指すべき姿を一緒になって考えてくれて、それを言語化するところまで付き合ってくださる。自分のキャリアについて、フラットに外部の専門家に相談するようなスタンスで利用すると、きっと得るものは多いと思いますね。

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構成:山下和彦

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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