面接官の本音 vol.79   オリンパスソフトウェアテクノロジー株式会社

オリンパスソフトウェアテクノロジー株式会社

公開日:2013.10.01

さまざまな製品分野でソフトウェアが製品の機能や性能、使いやすさを左右する要素となっており、その重要性が飛躍的に高まっている。オリンパスソフトウェアテクノロジーは医療やライフサイエンス、映像等の分野で製品の開発、販売を行っているオリンパスグループにおいて、組み込みソフトやアプリケーションソフトの開発を担い、最新技術を追求している企業である。ソフトウェア開発業務の拡大にともない中途採用に力を入れる同社が求める人材像とはどのようなものか、江部康平取締役と玉澤康至開発支援部部長代理に話を聞いた。

オリンパスソフトウェアテクノロジー株式会社 取締役 江部 康平氏

開発支援部部長代理玉澤 康至氏

Contents

【インタビュアー】コンサルタント 武田 直人

オリンパスグループのソフトウェア技術をリードする

Q

オリンパスソフトウェアテクノロジーは、オリンパスグループにおいてどのような位置づけの会社なのでしょうか。

江部

自動車や家電と同じように、オリンパス製品でも組み込みソフトウェアが必要とされる領域が増え、かつ開発が従来よりも大規模化するようになっています。そこで当社はオリンパス製品の組み込みソフト、及びアプリケーションソフトの開発を担当する会社として2006年7月に設立されました。

Q

業務はオリンパスの各開発部門とどのように連携されているのですか。

玉澤

オリンパスの開発業務は新宿と八王子に集約されています。当然、私たちも開発部門の近くにいたほうがよいということで、オリンパスの事業所内に執務スペースを置き、業務に従事しています。部屋までは一緒にしていませんが、必要に応じてお互いに行き来し緊密なコミュニケーションが取れる体制と雰囲気ができています。

Q

御社が求める人材像について教えて下さい。

江部

当社はオリンパスグループの中でソフトウェアを担当しており、技術面に関しては、リードしていかなければならない立場です。従って、当社としてはソフトウェアの技術面に関して引っ張っていける人を求めています。さまざまな技術に幅広く対応できることも大切ですが、特定の技術を深掘りして製品に反映させていくことが重要で、とくに製品が変わったり新しい機能を追加したりしていくときには新しい分野の技術が必須です。その時点ではまったく知らない技術でも、自ら積極的に取り組んでどんどん蓄積、吸収できる技術者が私たちの求める人材です。

玉澤

ただし、システム開発を一人で行うことは不可能です。私たちは協力、協調、互助の精神をコーポレートマインドとして持ち、チームワークを大切にしながら課題解決に取り組んでいます。このような仕事の仕方に適合できること、そして、ユーザーの立場になって、その製品の利用をイメージできる、すなわち相手の立場に立つことができることも、私たちが求める人材の要件です。

Q

最近、中途採用された方の前職はどんな人が多いですか。

江部

さまざまな分野から入社していますが、とくに多いのはやはり装置に組み込むソフトウェア開発をされていた人ですね。また、ソフト開発の中でもリーダー的な立場で活躍されていた人が多いです。

重要なのは「根っから技術が好きかどうか」

Q

面接で必ず聞く質問はありますか。

玉澤

質問としてはまず「自己紹介及び志望動機」ですが、質問に対する答えの内容だけでなく、そこでのコミュニケーションの仕方に注目しています。もちろん志望動機は非常に大切で、意欲ややりたい仕事の方向性を確認するために欠かせませんが、組み込みソフト開発の規模が大きくなっている現在は、さまざまな人とのコミュニケーション能力が非常に重要になってきています。自分なりの考えを持ち、それをロジカルに伝える力があるかどうか。職種が営業なら今までどのような仕事をされてきたのかをイメージしやすいですが、技術者は各プロジェクトにおける位置づけやその中で苦労した内容はそれぞれ異なり、簡単に想像しにくい面があります。それを相手にイメージさせるコミュニケーション能力は、今後技術者にとって欠かせなくなってくると思います。

江部

技術者は根っから技術が好きかどうかも大切です。好きな人は自然に新しい技術を追求できますが、中にはそれほど関心のない人もいて、その差は後々実際の業務の中で出てきますので、その部分の確認も重視しています。やはり技術の好きな人は自分の得意な分野、興味のある領域に触れると生き生きと話し出すもので、なかには時間を忘れて話し出す方もいます。好きかどうかはこういう部分に自然と表れますね。

Q

御社に興味を持っている方にメッセージをお願いします。

江部

ソフトウェアが製品の価値を高めるようになった現在、従来と同じような競争をしていてはどんどん衰退していくばかりです。ソフトウェアの重要性を周囲に理解してもらうことができ、かつソフトウェア技術を活かしてメーカーの発展に貢献してくれる人と一緒に仕事をしたいと考えています。上から言われたものをつくるだけでなく、「こういう製品をつくりたい」というパワーのある方に、ぜひ来て欲しいと思います。

玉澤

就職先、転職先を検討されている方には大手に行くのか、あるいはベンチャー企業に行くのかといった会社の名前や規模で考えるのではなく、自分自身の持つ技術がどうユーザーを笑顔にし、世の中に活かせるのかという視点でキャリアを考えて欲しいと思います。その上で、ご自身の「思い」を実現できる環境が当社にあるとお考えの方は、ぜひ応募して下さい。当社にはチャレンジできる場はたくさんあります。技術でひとを幸せにしたいと思われる方とぜひ一緒に仕事をしたいと思います。

インタビュアー / コンサルタント 武田 直人

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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