面接官の本音 vol.80   株式会社Speee

株式会社Speee

公開日:2013.10.01

2007年の創業後、瞬く間にモバイルSEOの分野で業界シェアナンバーワンの地位を確立したのがSpeeeである。各分野で高い実績を残してきた若いメンバーが協業し、自社で企画から開発、アフターサービスまでワンストップで提供しているのが特徴だ。「新しい高付加価値サービスの創造をビジネスプロフェッショナルのプラットフォームになることで実現し、社会の発展に貢献する」を理念に掲げ、バーティカル・メディア事業など新たな領域にも事業を拡大中の同社が求める人材について、同社人事部の坂本明美氏に話をうかがった。

株式会社Speee 人事部 坂本明美氏

Contents

【インタビュアー】コンサルタント 佐野 慶樹

新しい価値を生み出し続ける若きプロフェッショナル集団

Q

Speeeは設立4年目という若い会社ですが、モバイルSEOの分野ですでにトップシェアを獲得しているそうですね。

坂本

事業面で当社は第3フェーズまで来ています。第1フェーズがモバイルSEOマーケットのなかでトップになる。第2フェーズがバーティカル・メディアに代表される、専門特化した自社メディア事業の立ち上げ。そして第3フェーズがグローバル展開できる事業の立ち上げで、この4月からスマートフォンアプリ事業の展開が決定しています。

Q

Speeeで働く魅力について教えて下さい。

坂本

それは2つあると思います。1つは急成長しているアーリーステージのベンチャーで働くプレミアム感。ベンチャー企業といっても千差万別で、経営陣や経営スタイル、売上、顧客、サービスのクオリティといった点で信頼のおける企業に、これから大きな花を咲かす事業の中心として関われるタイミングでジョインできるかどうか。その可能性を秘めていると信じられる会社に飛び込み、会社の成長と供に個人としても高められる環境は稀有だと思います。
もう1つは組織風土です。当社の特徴は「他部署への尊重、感謝」と「オープンでフェア」であることを大切にしている点にあります。私たちくらいの規模では経営者の出身によって営業色が強かったり、逆にエンジニア色が強かったりと一色に偏りがちですが、当社では各職種のプロフェッショナルが高次元で協業しています。それが実現できているのは、社員が持つべき共通の価値観を「Speeeカルチャー」として明示し、お互いに補完し合いリスペクトの気持ちを大切にする風土をつくりあげてきたからです。経営情報もトップが結論だけをアウトプットするのではなく、そのプロセスからオープンにして社員に一緒に考えてもらい、共に会社をつくっている意識を持ってもらうことを大切にしています。社員の評価も年4回実施し、会社への貢献度をフェアに評価しています。

Q

求める人材像は?

坂本

すべての職種で共通している要素が二つあります。一つは新しいものを生み出していきたいというベンチャー・スピリッツ。既存のものに乗っかりその恩恵を受けていくのではなく、新しいものを生み出す側に立ちたいという志向性が強い人を求めています。もう一つはSpeeeカルチャーへの共感。私たちはSpeeeカルチャーという価値観の中で事業を営み、組織をつくっているので、そこに共感してくれる人が一番パフォーマンスを出しやすいと思います。

新しいものを生み出す側に立つ

Q

現在求めている職種と、それぞれの要件についてはいかがでしょうか。

坂本

今、中途採用の募集を行っているのは営業職とエンジニア職です。営業職に求めている要件は法人営業経験が2年以上あるか、そして大きな実績を残しているかどうか。ただし、これらの要件は四半期くらいで変動する可能性があります。春は新卒がたくさん入社してくるのですぐ教育する側にまわれる人しか採用できませんが、新卒がある程度育った秋になればポテンシャル採用を実施するかもしれない、ということです。
エンジニアに求める要件はいろいろありますが、とくに重視しているのは技術好きかどうか、他の人に勝っている技術スキルがあるかどうか。なぜなら、当社はすでに確立された圧倒的なサービスを運用したり機能を追加したりするフェーズではなく、ゼロベースから要件定義して新しいサービスを創ることができるエンジニアを必要としているからです。経験年数や使用言語、関わったプロジェクトも大事なのですが、そこだけでは精査できないというのが実感です。

Q

面接で必ず聞く質問はありますか。

坂本

やはり、その人がやり遂げてきた経験ですね。新卒でも中途でも、実際に仕事ができるかどうかは職場で働いてみないとわからないので、その人がやってきた過去の事実から推測するしかありません。ただし、たとえば営業の方が「全社MVPと獲得しました」といっても、全部で営業が500人なのか、それとも5人なのかで話は全然違ってきます。したがって私たちは面接では質問力で事実を正しく認識するよう心がけています。

Q

かなり丁寧に質問を重ねるのですね。

坂本

多くの面接では「新人賞を取りました」「それはすごいですね」という感じで話が流れてしまうのですが、同期が何人いて、その職種は何人いたのかと細かく聞いていくと、新人賞がどのくらいの重みがあるものかが見えてきます。

Q

Speeeへの応募を検討されている方にメッセージをお願いします。

坂本

エンジニアにせよ営業にせよ、新しいものを生み出す側に立てる人はそれほど多くはありません。自分にその能力があると信じられる人にはぜひ挑戦していただきたいと思います。そういった方が当社の門を叩いて頂けるのならば、最大限活かされる環境をつくっていくのが会社としての責務だと考えています。

インタビュアー / コンサルタント 佐野 慶樹

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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