公開日:2012.02.28
ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社
はじめに、御社が求める人物像について教えていただけますか?
そうですね、コンサルタントとしてクライアントにバリューを提供することが最大の使命ですから、目的意識が高い人。それから、チームプレーヤーであること。ケンブリッジは企業カルチャーを大事にしています。ケンブリッジ・カルチャーのコアバリューには「主体性」、「オープン」等があり、経験年数や知識レベルに関係なく、メンバーがお互いに尊重し合い、調和を確立していきながら、プロジェクトを進めるスタイルをとっています。よって、どんなにパフォーマンスが良くても、チームワークが出来ない人は難しいですね。また、ケンブリッジとって、クライアントの成功は第一ですので、常にクライアントの立場にたって考えられる人、クライアントの成功を自分の成功として考えられる人が弊社の求める人物像です。
面接でよくされる質問は何でしょうか?
面接で候補者の方に必ず聞いていることは、今までの成功体験や、失敗談です。その時の状況を話して頂き、それに対して具体的な質問をし、さまざまな場面でどういう行動をとる人なのかを探り出します。また、面接は、お互いを確認する場だと思っていますので、候補者の方から質問を受ける時間をできるだけ多くとるようにしています。その結果、1回の面接に2時間かかってしまうこともありますね。面接プロセスが終了すると、面接に関わった全員で集まり、コンセンサスを取り、合否を決定します。また、同時に複数回の面接を通して、言っていることに一貫性があるかなど、整合性の確認も行います。
御社で得られるスキル、メリットは何でしょうか?
1つのフェーズが1~3ヶ月間位のサイクルのため、年間にいくつかのプロジェクトを経験でき、さまざまなスキルを身につけられると思います。 その結果、知識の幅も広がりますし、他社と比較した場合には、同期間で2~3倍の経験を積めるので、その分キャリアアップのチャンスがあるのもメリットだと思います。
-御社の大きな売りでもある「開発スピードが速い」ということが、多くの短期プロジェクトの実行を可能にしているわけですね。
そうですね。また、日本では前例の無いようなシステムを構築することもありますので、そういった意味では、先進的なプロジェクトを経験する機会があるかもしれません。
他のコンサルティングファームとの違いを敢えて挙げるとするとどんな点ですか?
まず、日本のマーケットは日本法人に全て任されていますので、外資系企業にありがちな、ローカルの事情を無視した本社からの圧力や方針はほとんどないということ。次に、会社規模的にはまだそんなに大きくありませんので、一人あたりに課される責任範囲は大きくなりますが、若くとも、マネジメントに関わるチャンスがあると思いますし、その分貢献した成果がダイレクトに会社の成長へ反映することを実感できると思います。そういうことに魅力を感じる方に是非来て欲しいですね。
最後に読者の方へのアドバイスをお願いします。
なぜITコンサルタントになりたいか、その理由を明確に伝えて下さい。そして、その目的達成のために、具体的な計画を立て、実行している人にお会いしたいと思います。コンサルタントは、お客様の課題を見極め、その課題に対して有効なソリューションを提供するわけですから、とても厳しい職種です。 しかし、その分、自己研鑽が求められる知的職業だと言えます。たとえ、経験がない新しいことを任されたとしても、柔軟に対応ができ、どうしたらできるかを考えられる前向きさがコンサルタントに必要不可欠な要素であると思います。
インタビュアー / クライス&カンパニー
※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。