公開日:2012.07.20
シミックグループ
面接で重視されるポイントをおしえていただけますか?
ヒューマンスキルを重視しています。当社のビジネスは基本的にサービス業であると考えています。お客様との信頼関係の継続と質の高いサービスの継続的提供が当社のミッションです。乱暴な言い方ですが、お客様との関係構築を任される当社の社員一人一人が商品でもあります。ですので、面接におけるコミュニケーションを通じて見えてくるヒューマンスキルは重視します。また、ビジネスの特性上、原価の大半が人件費ですので、可能な限り早期に立ち上がってほしいというのも会社としての本音です。そういう点で、これまでのご経験や身につけてこられたスキルも無視できません。ポテンシャルの高い方を育てていくという発想ももちろんありますが、やはり中途採用においては即戦力を期待しています。医療業界におけるベースとしてのご経験をお持ちで、当社にて経験の上乗せをしていくことのできる柔軟性、応用性などはヒューマンスキル同様に意識しています。
必ずお聞きする質問はどんな質問ですか?
転職動機、今後の目標、仕事に対する考え方については深く聞くことが多いと思います。当社のベンチャーでフラットな組織の中で活躍していただけるかどうか、会社としての理念を共有して前向きに取り組んでいただけるかどうかを判断する上で仕事に対する考え方は無視できません。当社のビジネスは基本的にサービス業です。社員のヒューマンスキルが当社の評価に直結するシビアな世界でもあります。そのような中で、お客様が期待する以上の質の高いサービスを提供し続けるためには、志や目的意識は大きな要素です。ですので、医療業界で何を実現したいのか、目標を持って仕事に取り組んでいただける方なのかどうかをいろいろな質問を通して確認しています。
印象に残った面接があればおしえてください。
自己中心的に自分の思いを語り続ける方、エピソードが膨らんできてしまい結論に達しない方などは、コミュニケーション力に疑問が残ってしまいます。逆に、相手が何を聞いているのかを的確に判断し、面接という場を意識しながら話を組み立てることができる方は良い印象が残ります。そのような方は人当たりも含めてバランス感覚の長けた方、良い意味で自信に満ち溢れている方と言えるのかもしれません。また、当社の面接では減点主義ではなく加点主義を心がけています。面接は第一印象で決まると言われたりもしますが、第一印象でつまずいたとしても、面接の時間内で自ら築き修正ができれば挽回も可能です。大切なことは場の空気を読み臨機応変に対応できることです。これもヒューマンスキルなのかもしれませんね。
御社が求める人物像をおしえてください。
キーワードはW&3Cです。
W : Well being 苦境でもベストを尽くす
C : Challenge 何事にも挑戦する勇気
C : Change ニーズを先取りする変化
C : Communication 積極的なコミュニケーション
上記のW&3Cは当社の企業カルチャーであり、行動基準であり、評価項目でもあります。このW&3Cを実践できる方、共感していただける方が求めている人物像です。当社のベンチャー精神は常に変わりません。常に先駆者でありたいという思いがあり、それを実現するために、W&3Cは全社員共通の意識です。
今後の方向性や御社の魅力についておしえてください。
PVC(ファーマシューティカル・バリュー・クリエイター)として、医薬品のみならず、医療機器や特定機能性食品、化粧品等の分野も積極的にサポートしていきます。また、患者のための医療という視点で、ヘルスケア分野における事業拡大、PVCからHVC(ヘルスケア・バリュー・クリエイター)への発展も目指しています。一部上場は果たしましたが通過点に過ぎず、1000億円の売上を目指してこれからも成長を続けていきたいと考えています。当社は年齢、性別、学歴にとらわれないフラットな組織で、グループ全体を見渡しますと幅広くキャリアを実現していく可能性もあります。ベンチャー精神を発揮しながら、W&3Cに共感していただける方からのご応募をお待ちしています。
最後に転職をお考えの読者の方にアドバイスをいただけますか?
まず会社の名前に惑わされないでほしいですね。大手志向もまだ結構あると聞きます。言い方を変えればポリシーを持っている会社をしっかりと選ぶのがいいと思います。「拠り所」がある会社っていうか。何かの時にしっかりした判断基準のある会社はやっぱり伸びると思います。それが無いと、いざ!というときにブレが生じてしまうので。あと経営者の顔が見える会社がこれからは大事な気がしています。皆さんの企業選びの参考になればうれしいですね。
インタビュアー / クライス&カンパニー
※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。