面接官の本音 vol.106   株式会社リブセンス

株式会社リブセンス

公開日:2015.07.10

株式会社リブセンス 取締役 中島真氏

Contents

戦略的先行投資の一年として新市場の開拓・創造へ

Q

現状の御社のビジネスの概況をお聞かせいただいてよろしいでしょうか?

中島

組織・事業基盤の強化に取り組んだ昨年を経て、今年はM&AによるEC領域への参入などを発表させていただいたとおり、新市場の開拓・創造といった戦略的先行投資の年と位置づけています。
創業来、比較的順調に成長してきた弊社のビジネスですが、一旦踊り場にきた今その過去の成長を上手く否定しながら新しいステージへとジャンプアップしなければいけない。そういった認識が社内にしっかりと広がってきているのが今年になります。

Q

今後必要となる人材について、お考えをお聞かせください。

中島

この一年は人材への考え方も変化してきました。弊社の現在の主要な事業は大量のデータを様々な切り口でマッチングさせていくシンプルなモデルです。このモデルを磨きこむことで、これまで順調に成長を果たしてきました。そしてそこで求められてきたのは、極端に表現すると愚直に正しくオペレーションを遂行する能力、突き詰めて改善し続ける能力、でした。一方で、今後はある意味そういった過去の成長を主体的に否定しながら、改めてプロダクトの価値追求をしていける人材が必要であると考えています。そうした自ら考え動き価値を産み出せる人材を評価できるように人事制度面も改定しました。受け入れの体制も整ってきています。

Q

そのような人材を採用していくにあたり面接ではどのようなポイントを見られていますか?

中島

いくつかあるのですが、まずは「主体性」です。自分の頭で考え、会社や立場、役割といった境界線、限界を自ら超えてきた方かどうか。ここを重視しています。自分でやれるか、ということですね。また、「主体性」と併せて「学習する能力」をもった方であることも重視しています。経験から学びを得て自分を変化させることが出来るかどうかということになります。自律的な挑戦と個人成長の循環を内包する人、というイメージですね。
主体的に自分の頭で考え、悩み、意思決定されてきた方はその仕事の成否がどうであったとしても、そこから大きな学びを得ている場合が多い。面接での現象としては、臨場感をもって過去の経験を具体的に生々しく語ることが出来、結果を定量的な数字でも説明することができる。そんな方を「主体性」と「学習する力」の双方をもった方と判断させていただいています。
また、「誠実さ」も重視するポイントにしています。事業に対して、人に対して、ミッションに対して、クライアントに対して、ユーザーに対して等々、様々な観点で誠実であるか。ここは弊社のカルチャーでもありますが、とても大切にしているポイントです。あとは、「社会的な価値を追求したい」という根本的な欲求を持っているか。そして自分の仕事や役割のその目的を広義な意味合いに解釈する「概念化出来る力」。こういった点も重視しています。

Q

面接で必ず聞く質問はありますか?

中島

質問ではありませんが、私はとにかく職務経験、その中でもご本人における重要な意思決定場面について深く伺うようにしています。どのような職種、立場においても意思決定をしなければいけない場面が必ず訪れるものと考えているのですが、主体的に深く考えてこられた方からはとても生々しく数字も交えたリアリティ溢れるエピソードが伺えます。主体性を見させていただく意味でも是非リアリティあるお話をお伺いしたいと思っています。

「世の中のために何をするか」を真剣に語り合いたい同志を求む

Q

面接をされる際に、中島さんご自身が大切にされていることはどんなことでしょうか?

中島

やはり面接は共に働く仲間を探す場ですので、目の前のこの方と働いたとき、「成功の喜びを分かち合えるかどうか」。そのような気持ちに自然となれるかどうかを大切にしたいと思っています。そのために、出来るだけ具体的に仕事のシチュエーションをイメージしあえるようにお話を伺いたいと思っています。また、面接にお越し頂いた方から私自身も学ばせていただきたいという気持ちもあります。年齢やビジネス経験、ポジション、タイトルにかかわらず、必ず自分も学べることがあると思って向き合っています。その方らしい自身の言葉で取り組まれてきたことについて語られる方からは学ばせていただくことが多くあり、そういうときは一緒に働いてみたいという気持ちにさせられますね。

Q

候補者の方々にメッセージをお願いします。

中島

繰り返しになってしまいますが、弊社はいまこそ「事業価値を追求できる」「組織に主体的に関わることが出来る」状況であるといえます。過去の延長線上ではなく、「あたりまえを、発明しよう」、という経営ビジョンを愚直に追求しながら事業の多角化を遠慮なく進めていくことが出来るフェーズです。実際、世の中にまだないようなサービス、プロダクトを新たに創りだし世の中をより良くしよう、そんな考えを体現するようなアクションがボトムアップで出始めており、順調安定成長していた頃よりも組織コンディションが断然良い方向に変化していることを日々実感します。
我々の想いに共感していただける方にとっては、思い切りチャレンジし、個人としての成長が組織としての成長に対し一体感を感じられる良い環境であると思います。世の中のために何をするか、を真剣に語り合いながら、事業と組織を創りたい方には是非門を叩いて欲しいと考えています。共に世の中に新しい常識を産み出していきましょう。

インタビュアー / クライス&カンパニー

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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