面接官の本音 vol.148   株式会社Hacobu

株式会社Hacobu

公開日:2022.04.11

「運ぶを最適化する」という想いとテクノロジーを活用して、物流業界を変革していこうとしている株式会社Hacobu。「DXやテクノロジーが進んだことで、物流業界は大きな変化のタイミングにきている」のだという。同社の執行役員CSOである佐藤氏にお話をうかがった。

株式会社Hacobu 執行役員CSO 佐藤健次氏

Contents

ミッションに共感しているか、物流業界の変化を喜べるかが重要

Q

貴社の面接で必ず聞く質問はありますか?

佐藤

物流業界に対する想いについて聞きます。物流業界の経験がある方なら、経験を掘り下げて質問し、その想いを引き出すようにしています。

物流業界に深く関わっていない場合は、私たちの「運ぶを最適化する」というミッションをどう感じているかを質問します。

なぜなら、一緒に働く仲間はミッションに共感し、物流業界の変化を喜べる人であってほしいからです。

Q

過去の面接での印象的なエピソードがあれば教えてください。

佐藤

物流業界の経験者が面接に来られたときのこと。「ドライバーが日々苦労している様子を目の当たりにしているので、物流業界を変えたいと思っている」と話していたことが印象に残っています。

「物流業界は変えられるはずなのに、組織の中からでは難しい。物流業界において中立な立場であるHacobuなら、変革ができるのではないか」と話していました。

もう1人印象に残っているのは、社会貢献につながる仕事をしたいという強い情熱をもった若手の方です。

「統計的に見て物流業界はよくない状態だと感じている。困っているお客さんが多いからこそ、変革によって感動を与えられるのではないか」と話す姿が印象的でした。

物流業界は利害関係者の多い業界です。私たちのミッションを達成するためには、多くの関係者を動かさなくてはなりません。そんなとき、強い情熱がその原動力になるだろうと思いました。

Q

面接で大切にされている事、注目するポイントがあれば教えてください。

佐藤

ロジカルに話ができるか。質問に対して道筋のある思考で回答できるかという点に注目しています。

なぜなら、当社が変革したい物流業界には、小売、卸、メーカー、物流会社、3PLなどの多くのプレイヤーがいるからです。

こうした関係者とコミュニケーションをとりプロジェクトを推進していくには、ロジカルな力と論理構成力が求められます。

また、仮説立案能力も重視しているスキルです。私たちの取り組む物流業界の課題は社会課題でもあります。社会課題はなかなか解決ができないから、社会課題と呼ばれているわけですよね。

物流業界の課題自体はクリアになっていますが、解決策はさまざまな要素にわかれます。当社の仕事は、これまで立てたことのない仮説を考え、検証して違っていたら再度仮説を立てていくという繰り返しです。

株式会社Hacobu

DXやデジタルテクノロジーが進み、物流業界は大きく変わるタイミングである

Q

弊社は、志のある企業様に志のある候補者の方をご紹介することが大切だと考えております。貴社にとって『志ある人材』とは、どのような方でしょうか?

佐藤

「運ぶを最適化する」というミッションこそが、私たちの志です。私たちが実現したい社会課題の解決は、CSRのような意味合いではなく、企業としてメインのミッションです。

極端な話、社会問題の解決につながらないが利益はあがる取り組みと、利益はあまりあがらないが社会課題の解決につながる取り組みがあったとします。その場合、当社は間違いなく後者を選びます。

そのため、社会問題の解決に強い想いがある人が、当社にとっては志のある人です。

Q

御社の面接を受けるにあたって、どのような準備をしていただくと良いでしょうか?

佐藤

まず、HacobuのWebサイトを見て、理解を深めていただけるといいですね。

会社の事業や事例や想いなどを載せていて、多くの情報が得られます。面接の前にくわしく知っていただくことで、入社後に何をやりたいかというイメージもわくと思います。

また、ご自身の経験してきたことの意義や振り返りをするのもいいですよね。振り返ることによって、「自分が本当は何をしたいか」も確認できます。

その結果、「Hacobuに入社することは、これまでの道のりの延長線上である」とご本人が思えたら、面接でも説得力をもって話せますし、私たちにも伝わります。

Q

貴社を志望する候補者の方へのメッセージをお願いします。

佐藤

私自身は、大手コンサルファームで物流やサプライチェーンに関わり、西友やウォルマートで物流責任者を経験してきました。やっぱり物流が好きなんですよね。

では、なぜ物流が好きなのかと考えると、1990年代のSAPやインターネットの普及など新たなテクノロジーによって、サプライチェーンが大きく変わる様を見たことが楽しかったからです。

そして、今はDXやデジタルテクノロジーが進み、データの収集が容易になりました。物流がまたさらに大きく変わるタイミングと言えます。Hacobuのプロダクトを利用することでテクノロジーによる業務効率化を進めていけるようになるとともに、そこから得られたデータを活用することで更なる業務改革、社会変革に近づくことができるようになってきています。

これまで物流の課題にトライしたことはあるが変革できなかったという方もいらっしゃると思います。数年前にはできなかったことが、今ならできることを知ってほしいですし、Hacobuについても知っていただきたいです。

「物流に関わる問題を解決したい」、「社会問題を解決したい」と思っている方にぜひ来ていただきたいです。今後はグローバル展開も視野にいれていますので、自ら動いて、日本や社会を変えたいと思っている方をお待ちしています。

インタビュアー / クライス&カンパニー

構成: 久保 佳那

撮影: 波多野 匠

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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