面接官の本音 vol.164   STORES 株式会社

 STORES 株式会社

公開日:2024.08.13

「Just for Fun」をミッションに掲げ、こだわりや情熱、たのしみによって駆動される経済の発展に寄与することを目指し、中小事業者のお客様に対して商売のデジタル化を総合的に支援するサービスを展開する STORES 。現在、同社の事業は新たなフェーズに入ろうとしており、プロダクトマネージャー(PdM)の採用に力を入れている。その背景や求める人物像などについて、プロダクト開発の責任者を務める佐藤氏に話を伺った。

STORES 株式会社 執行役員 VPoE / VPoP (Product) 佐藤 大介氏

Contents

【インタビュアー】コンサルタント 小川 昌之

お客様の商売を伸ばしていくことに、どれだけコミットできるか。

Q

まず、いま貴社はどのような事業フェーズにあるのか教えていただけますか。

佐藤

 STORES はいま大きな転換期を迎えています。当社はこれまで、事業意欲のある中小事業者に向けて、デジタルの知見がなくてもネットショップ開設やキャッシュレス決済、オンライン予約などを簡単に実現できるサービスを展開し、事業者のみなさまの商売を支援してきました。その過程においては、それぞれのプロダクトを開発したスタートアップ企業が経営統合し成長を続け、現在に至ります。 STORES が掲げるミッション「Just for Fun」のもとで一枚岩の組織作りを進める中で、プロダクトにおいてもこれまで別個に機能していた各種プロダクトをコンパウンド化し、共通したプラットフォーム上で提供するための基盤づくりにも力を入れてきました。
そうした中で、我々は単に中小事業者の商売のデジタル化や効率化を支援するだけではなく、商売や事業の売上そのものを拡大することまでコミットし、実現できるサービスを提供することに注力すべきだと考えています。サービス基盤が統合されることで、我々のプロダクトで扱っている顧客の購買データや決済データなどを一元的に管理・分析できるようになり、事業者のみなさまがこれまで気づいていない経営課題や新たな施策の発掘も可能になります。それは STORES が事業者向けに複数のサービスを展開し、コンパウンドなプロダクトを企画開発をすることで、より深い事業者さまの課題を解決することができると考えています。また、我々の顧客の対象となる事業者も中小事業者の枠を超えようとしており、まさに新たにより多くの価値を社会に提供していくフェーズに突入しようとしています。これから参加いただくPdMの方々も、面白いことに挑戦できる機会が溢れていると思います。

Q

そんななか、PdMを採用されるにあたってどのような人材を求めているのでしょうか。

佐藤

やはり先ほどお話しした通り、事業者の商売や売上を伸ばすことに対してコミットできる方でしょうか。いままではVoC(顧客の声)を分析し、それに応える機能を作ることがPdMの役割でしたが、これからは事業者の方がまだ見えていない課題にいち早く気づき、解決していくことが求められます。そのためには、自らお客様の事業の現場に身を置いて一次情報を収集し、経営に対する解像度を上げていくような取り組みも必要だと考えています。おそらく商売を伸ばすための絶対的な正解はないので、とにかく仮説を立てては検証していくという、ある種大変なプロセスを楽しめる人材を求めています。さらに、課題を解決する新たなプロダクトを作っていく上では、すでに提供しているプロダクトと連携するケースが多く、社内で各チームと連携して進めていく必要があります。多様な意見が交錯する中で「事業者のみなさまにもたらされる価値」を主語に周囲を説得し、多少のコンフリクトが生じてもひるまずに進んでいける、それはお客様の商売を伸ばして貢献したいという気持ちが原動力なので、その思いが強いかどうかが STORES で活躍するための基本になると思っています。
また、最新のテクノロジーを理解し、キャッチアップする意欲の高い方を望んでいます。我々はこの先、非常に多くのプロダクトを開発していく計画で、来年は二桁の数のプロダクトを市場に投入する予定です。普通に考えれば無理難題なのでしょうが、いまのAIの技術が凄いスピードで進化し、世の中が非連続で変化しようとしています。以前なら考えられなかったパラダイムシフトが起こりつつある中で、たとえば画像を一枚アップロードするだけでソースコードが返ってくるような世界も夢ではなくなっています。PdMがこうした技術を深く理解する必要はありませんが、エンジニアとともにプロダクト開発を革新していくことを面白がり、不可能だと思えることにも挑んで突破していく方を期待したいです。

 STORES 株式会社

無理難題をどう突破するか、知恵と覚悟をもって楽しめる人を。

Q

佐藤さんは、採用面接の場でどんな点を重視して選考されているのでしょうか。

佐藤

その方がいま持たれているスキルなどはあまり興味がなくて、これまでぶつかってきた壁に対して、どう自分なりのアプローチを探し出して、乗り越えてきたのかをお聞きすることが多いです。壁を乗り越えるために、なぜその課題にフォーカスしたのか、そしてどのような課題を解決する方法を導き出したのかなど、その方の思考プロセスそのものを面接の場で理解したいと努めています。
また、 STORES も約400名の大きな組織になっているので、チームでミッションを達成していく姿勢が求められます。それを見極めるために、これまでのキャリアの中で、どう周囲とコラボレーションしながらプロジェクトを動かしてきたのかもお聞きしています。

Q

御社にとって、『志ある人材』とはどのような方でしょうか?

佐藤

やはり我々はどこまでもスタートアップ企業であり、事業を通して世の中を変革していきたいと強く思っています。いま自分ができることを存分に楽しむというより、いままでできなかったことを実現することのほうがはるかに面白く、それが大きな熱量を生んで結果的に世の中を変えていくと思っています。我々はお客様である事業者の商売や売上を伸ばすことで、社会全体を豊かにしたいと本気で思っています。それを実現するために必要なことは、“自らの意思でそれを打ち出して周囲の意見に流されることなく貫いていける”“世の中を変革するために、ここに自分のキャリアをすべて賭けたいと、それぐらいの覚悟をもって仕事に挑める”“たとえ無理難題に思えても、それをハードワークで解決するのではなく、新しいプロセスを創ることで実現する方法を探し出す”そのすべてのアクションを楽しめるような人が、当社における志のある人材だと私は思っています。

Q

最後に候補者の方に向けてのメッセージをお願いします。

佐藤

いまこの瞬間が、 STORES に参画するタイミングとしてはベストではないかと思います。我々のビジネスモデルは、事業者であるお客様がビジネスを営む上で必要な機能をコンパウンドなSaaSで提供しており、領域に特化したプロダクトを提供しているようなベンダー企業よりも提供できる付加価値が高く、非常に競争優位性のある稀有なポジションに位置していると思っています。
一方で、スタートアップ企業のような勢いで今後も次々とプロダクトをリリースしていこうとしており、そのためのプロセス革新にも果敢に挑もうとしています。また、組織は大きく成長し今も発展途上の段階です。組織としても必要な機能をこれからも作り込んでいく必要があります。プロダクトを作る面白さも、組織を作る面白さも、両方を存分に味わえる状況なのが現在の STORES です。こういった状況でPdMとして実績を積むことで、将来のキャリアの選択肢も大いに広がると思いますので、興味のある方にぜひご応募いただきたいです。
もう一つ、大事にしたいのは STORES の全てのメンバーが仕事以外のこと、家族のこと、様々なライフスタイル・ステージの中で人生を送っています。限られた時間の中でどう仕事を最大限楽しむかの工夫、私自身、国外で様々な国籍の方と働いた経験から、この大事さと実現可能なことを学びました。全ての人が新たなチャレンジをする局面だからこそ、ダイバーシティ方針を定め継続的にチームで考え、最大限にサポートすることを STORES として取り組んでいますので、この取り組みにも是非一緒に参加いただければ嬉しいです。

インタビュアー / コンサルタント 小川 昌之

構成: 山下和彦

撮影: 波多野匠

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

担当コンサルタントから

コンサルタント 小川 昌之

同社は、「Just for Fun」をMissionに掲げ、こだわりや情熱、何かを実現したいという強い意思や哲学を持つ人の商売を支援しています。これまでも、そしてこれからも、それは変わらないはずです。一方で「いまが一番大変で、一番面白いタイミングかもしれない」と佐藤さんは仰います。インタビューでもお聞かせいただいた通り、顧客への提供価値を高めるため、これまでにないスピードでプロダクトを開発・提供していく計画を持たれているためです。「大変」と表現しつつも、笑顔でワクワクしながらお話されている様子が印象的でした。マルチプロダクトの基盤が構築でき、新たなプロダクトの提供により非連続な成長を目指している同社は、プロダクトマネージャーの方にとって非常に魅力的な組織・ポジションであると思います。
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