面接官の本音 vol.101   株式会社NTTデータ経営研究所

株式会社NTTデータ経営研究所

公開日:2014.09.10

国産の純粋な経営コンサルティングファームとして、「戦略系」「IT系」「シンクタンク系」のすべてを網羅して常に新しい価値を追求し、多くのクライアントから高い評価を獲得しているNTTデータ経営研究所。現在、その事業はますます拡大傾向にあり、コンサルタント経験者・未経験者を問わず、優秀な人材を広く求めている。人事部長の野々山氏に、同社の強みや魅力、そして求める人材について話をうかがった。

株式会社NTTデータ経営研究所 人事部長 野々山清氏

Contents

【インタビュアー】コンサルタント 半藤 剛

ソリューションに縛られず、常に最適な解を追求。多様な経験ができるフィールド。

Q

コンサルティングファームとしてのNTTデータ経営研究所の特徴を教えてください。

野々山

我々の基本的なスタンスは「ソリューションに縛られない」ということです。NTTデータという冠がついていることからIT系のファームと認識されがちですが、システム導入につながる案件は全体の1割ほどであり、戦略系やシンクタンク系の案件のほうが圧倒的に多いのが実情です。クライアントの業種も多岐に渡っており、お客様にとって最適な解決策を何のしがらみもなく提示し、それを定着させるところまで深く関わっていく、そうした姿勢が我々への評価につながっていると捉えています。

Q

キャリア採用にも力を入れているとのことですが、どのような動機で御社に転職される方が多いのでしょう。

野々山

他のファームから移られてくるのは、やはり「上流志向」の方が多いですね。たとえばIT系のファームでは、稼働のほとんどがPMOなどのSI業務で、純粋なコンサルティングに携わる機会があまりない。そうした状況に物足りなさを覚えて、より上流にシフトしたいと当社にアプローチしてこられる方が結構いらっしゃいます。また「コンサルタントとしての自分の幅をもっと拡げたい」という方も多いですね。他のファームはマトリクス型の組織で専門特化しているところが多いようですが、当社はそうした形態をとっておらず、自分が担当する業界に対して、戦略立案から業務改革、システム構築まで何を手がけてもいいという柔軟なチーム体制です。いろんな領域を経験して、あらゆる角度から経営を支援できる人材になりたいと考えている方にとっては、格好のフィールドだと思います。

Q

御社はコンサルタント未経験の方も積極的に採用されていますね。

野々山

ええ。キャリア採用のうち3分の2が未経験の方です。SIer出身でコンサル志向の方や、金融や流通などの業務ノウハウを有している方、あるいは事業会社で企画業務などに携わり、組織やビジネスを変えていくことに興味を持っている方なども歓迎しています。コンサルティングの経験のない方には、1年目にはロジカルシンキングやプレゼンテーション、インタビューなどの基礎スキルを習得する研修を設けていますし、また当社のコンサルタントが独自に作成したコンテンツによるe-Learningの講座も開設しており、彼らが培ってきたナレッジを吸収することができる環境を整えています。人材育成には力を入れていますので、未経験の方でも意欲と能力さえあれば問題ありません。

求めるのは、思考力、コミュニケーション力、チームプレー、タフネス、そして成長意欲。

Q

採用において重視しているのは、どのようなポイントですか。

野々山

いくつかありますが、まず挙げられるのが「思考力」です。コンサルタントの仕事は非常に難易度が高く、定型で解を導き出せるようなものではありません。そんななか、ごく限られた時間でクライアントに驚きや感動を与えるためには、考えて考えて考え抜き、自ら答えを創り出していかなければならない。そうした思考力を有しているかどうかを面接時に見極めています。そしてコンサルタントの仕事は、クライアントからの情報収集、チーム内でのディスカッション、さらにクライアントへの説明説得と、さまざまな形態のコミュニケーションが発生しますので「コミュニケーション能力」も重視しています。

Q

「思考力」と「コミュニケーション能力」がやはり重要なのですね。

野々山

また、それに関連して「チームプレー」ができるかどうかということも重視しています。コンサルタントの仕事は単独で成り立つものではなく、いろんな知見を持った人が集って総合力で価値を出さなければ、クライアントが抱える高度な問題には応えられません。さらに、この仕事は絶対的な答えが存在しませんので、「タフネス」であることも重要。クライアントにとってもっといい方策があるのではないかと、いくらでも追求していける。逆にその過程では「生みの苦しみ」を大いに味わうことになりますが、それを乗り越えるタフネスさを備えていてほしいですね。その先にあるのがクライアントの成功であり、それを我が事のように喜べる方にぜひ参画してほしいと思っています。

Q

最後に、NTTデータ経営研究所でキャリアを積む魅力についてお聞かせください。

野々山

当社は、正真正銘の「経営コンサルタント」として大きく成長できる場です。案件の内容はバラエティに富んでいますし、ソリューションに縛られることなく、純粋にクライアントの経営課題解決に注力できる。ここに10年在籍すれば、おそらく100本以上のプロジェクトを経験することになり、これほど密度の濃いキャリアを得られる場は他にはそうはないと思います。いくつのケースを経験しているか、これはコンサルタントにとって極めて重要な要素で大きな財産となると思います。また、当社は自由度の大きなファームであり、取り組んでみたいテーマがあれば、会社に訴えて自分で案件を創り出すことも可能です。新しいことへのチャレンジを推奨する風土であり、たとえば脳科学をビジネスに応用する“ニューロコンサルティング”なども、そうした現場からの声で立ち上がったもの。成長意欲があり、自分からチャンスを掴みにいくことのできる方なら、ご自身が望む理想のキャリアをここで実現できるはずです。

インタビュアー / コンサルタント 半藤 剛

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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