キュレーションサービスは、古くは「Yahoo!ニュース」がその原型となるモデルで提供しておりましたが、2009年中頃から「NAVERまとめ」といったまとめサイトがキュレーションサービスとして誕生し、2011年初頭にひとつのブームが到来。そして2014年に入ってからは、新たなキュレーションメディアが続々と登場。この新しいデジタルメディアモデルに注目が集まると同時に、インターネット上に溢れる情報量の増加やスマートデバイスの急速な普及、さらにはスマートデバイスならではの操作性の向上などを背景に「Antenna」「NewsPicks」「MERY」などに代表されるキュレーションメディアが大きく成長しており、デジタルメディアの分野は本格的なキュレーション時代に突入していると言えそうです。
ビジネスマン向けに経済情報に特化したものや雑誌のようなビジュアルで女性や若年層ユーザーを中心に高い支持を得ているもの、そしてファッションやインテリア、旅行、グルメ、エンタメなど、それぞれのユーザーの属性やライフスタイルに合わせたキュレーションサービスはもちろん、ユーザーの持つ「感性」や「センス」にまでマッチしたキュレーションサービスを提供するなど、各社それぞれの特徴や強みを活かしてユーザーの獲得を行っています。
こうしたデジタルメディア・キュレーションサービスの成長と共に、インターネット業界の採用市場も益々活発化しており、力のあるエンジニアやWebディレクター・Webプロデューサーはもちろん、キュレーションサービスの台頭により注目を集めている「ネイティヴ広告」に関する知見を持った方や、キュレーションサービスならではの新しい広告手法のマネタイズの仕組みを考えそして創れる方などの採用ニーズもより一層高まっていると言えそうです。
武田 直人
【 プロダクトマネージャー専門チーム 所属 】 プロフィールをみる
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