COMPARING COMPANIES
VC(ベンチャーキャピタル)企業の比較
ファストトラックイニシアティブ
系統(独立・CVC・政府・大学・金融)
独立系
会社概要・特徴
2004年設立、バイオ/ヘルステック領域の投資に特化し、「いのち」、「くらし」へと繋がるインベストメント・チェーン(投資の連鎖・循環)の創出を目指している。
国内のバイオスタートアップ黎明期から起業支援を行っており、日本医療研究開発機構(AMED)の創薬ベンチャーエコシステム強化事業における認定ベンチャーキャピタル制度で、第1回の公募で選ばれた8社のうちの1社。同社によるベンチャー設立など、カンパニークリエイションにも取り組む。
2019年に米ボストン拠点を開設、海外への投資や国内企業のグローバル育成を加速している。
投資スタイル/専門領域/投資後の支援の特徴
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先進的なバイオテック企業、医療・ヘルスケア産業のDXを先導するヘルステック企業に重点的な投資と経営支援を行う
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投資先への徹底的なハンズオン支援を強みとしており、過去17年で投資した30社強の投資先企業のうち、27社に取締役派遣を行っている
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同社によるベンチャー設立や設立直後での出資は15件に達しており、アカデミア発の研究シーズを基にした起業や事業化にも豊富な経験をもつメンバーによる、比類ない支援体制を構築
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3号ファンドでは創業からアーリーステージへの投資に軸足を置きつつも、有望かつ成長の見込めるミドルステージ以降の企業への投資も積極的に検討する方針であり、また、
米国の画期的な創薬シーズを開発するスタートアップへの投資活動も開始
投資実績/主な投資先・代表的なExit先
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- 主要投資先
- Varions、エーテンラボ、メディフォン、Shinobi Therapeutics, Inc.、Global Vascular
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- 代表的なExit先
- メンタルヘルステクノロジーズ、アキュルナ、モダリス
GP・主要なパートナーの経歴
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ファウンダー・代表パートナー
木村 廣道 氏
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協和醗酵工業・医薬事業部、モルガン銀行・企業買収グループVPを経て、アマシャム・ファルマシア・バイオテク・代表取締役社長(現・GEヘルスケア・ジャパン)、日本モンサント・代表取締役社長(現・ファイザー)、ヒュービットジェノミクス・代表取締役社長を歴任。2000年にライフサイエンスマネジメント(現・FTIイノベーションズ)を設立、代表取締役社長パートナー就任。2004年、ファストトラックイニシアティブを設立し代表取締役マネージングパートナーに就任。
東京大学薬学部卒業。同大学大学院薬学系研究科博士課程修了。薬学博士。スタンフォード大学大学院ビジネススクール修了。MBA。
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代表パートナー
安西 智宏 氏
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生命科学の博士号取得後に、アーサー・D・リトル(ジャパン)株式会社で国内外企業の経営コンサルティングに従事。医薬品・診断薬メーカー、研究開発支援機器・試薬メーカー、食品メーカーなど、バイオ企業の経営戦略やR&D戦略など多様な経営課題を扱う。
2006年、ファストトラックイニシアティブに参画。ファンド運営責任者としてバイオテック・ヘルステック領域の案件発掘から企業設立、育成、投資回収までの業務全般を担当。他に、東京大学特任准教授、京都大学准教授を歴任。
東京大学理学部生物学科卒業。同大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(生命科学)。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン校 AMP修了。
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パートナー
原田 泰 氏
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東京大学大学院卒業後、マッキンゼーアンドカンパニーにて戦略立案案件に従事。ジュニアマネージャーとして、製薬企業等のヘルスケア企業に対して新規事業立案・戦略立案のプロジェクトを牽引。
シカゴ大学に留学、ARCH Venture Partnersにおいて投資コンサルタントとして創薬技術の投資評価を実施。また、Chicago Innovation Fundにおいても投資アソシエイトとして大学発スタートアップへの投資を実施。
武田薬品工業のボストンオフィスにて事業開発インターン・コンサルタントとして、がん、再生医療領域の事業開発活動に関与。
2019年よりファストトラックイニシアティブに参画。2023年パートナー就任。
東京大学工学系研究科化学生命工学専攻修士。シカゴ大学大学院経営学修士 (MBA)。
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直近のファンド組成額
3号ファンド 130億円
社員数
12名程度